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チャイムで犬が吠えてしまう時の対処法

ドッグトレーナーが教える6つの対処法

ワンちゃんのしつけのお悩みで多いのが無駄吠え、特にチャイムで吠えてしまうことではないでしょうか?ワンちゃんが吠える場面は色々とあり、その1つ1つにおきましても対処法は変わってきます。そして、チャイムで吠えるということだけでも複数の対処法があります。今回はそのチャイムで吠える場合についての対処法をご紹介いたします。

まず初めに、念頭に置いていただきたいのは、ワンちゃんの性格、近隣の環境、家の間取り、家族構成によって、また、飼い主さんとワンちゃんとのこれまでの接し方によって対処法が変わってくるということです。 それらの違いを組み合わることによって、何通りものパターンの対処法、力加減、タイミングが誕生します。

チャイムで吠える場合の対処法

では、その違いの組み合わせを間違えないようにするにはどうすれば良いのでしょうか?まずはワンちゃんの行動、仕草、表情を注意深く観察することです。 そして、ちょっとした変化を察知し、気持ちを読み解き、即座に接する方法を変えるようにします。そして次の6つの対処法を実践してみましょう。

1.音に慣れさせる

吠えてしまう理由は、社会化の勉強不足が考えられるからです。チャイムの反応だけで考えてしまうと見落としてしまいがちですが…

「チャイムが鳴る = 吠えてしまう!」

と思われますが、一緒に外に出かけた時など『ガタン!』という大きな音がすると、その子はビックリして吠えるのではないでしょうか?ワンちゃんにとっては、チャイムはそれと同じで怪しい音がして警戒して吠えているのです。想像して下さい、チャイムが鳴るのは、荷物が届いた時か来客の時です。飼い主がいない時に『ピンポ〜ン』と鳴るとワンちゃんはビックリして吠えてしまいます。ましてや玄関から知らない声やポストの『ガチャガチャ』という音がすれば、余計に恐怖心が大きくなりパニックになります。そして、配達員などが不在ということで返っていくと、ワンちゃんは吠えたらいなくなったと学習もしてしまいます。

また、飼い主がいる場合。チャイムが鳴れば急いで出てしまいませんか?本当はワンちゃんがビックリして不安になっているのでなだめてあげないといけないのです。また『ハーイ!』『ちょっと待ってください!』などと大きい声を出しながら出ていませんか?それを見ているワンちゃんは、チャイムが鳴った時は声を出だすものだと学習して吠えながら一緒について行きます。ですので、通常リズムのままで生活していて、ワンちゃんが吠えた時だけ止めさせようとしても難しい離しです。

ではどのようにすると良いのでしょう?
通常の生活を送る中でしつけをするのではなく、社会化を教える勉強時間を作ってあげましょう。 チャイムの音だけではなく色々な音に慣れさせるためにまず、飼い主が一緒にいる時に録音した音でも大丈夫ですので、一日中流し続けてください。そして、玄関からだけではなくキッチンなど色々な場所から音を流すようにしてください。 その際は、ワンちゃんにリードをつけるなどしてワンちゃんだけで音がする所に行けないようにしましょう。 それでチャイムや色々な音がしても無視をしてワンちゃんと遊ぶなり、戯れていて、もし怖がっているようであればしっかりと抱きしめて守ってあげてください。

飼い主が外出する時も音を流し続けておくようにしましょう。外出先から帰ってきた時、ゴミ出しに行った時、暇がある時などなど色々な機会を利用して何でもない時でもチャイムを鳴らしてみましょう。そして、これは数日、数ヶ月行えば良いということではありません。時間があれば一生続けるようにして、音の種類も色々と変えると良いですね。

2.ワンちゃんの居場所を変える

可哀想だからと家の中で放し飼いにしていたり、玄関付近にサークルを置いたりすると、1.の項目でお伝えしましたように、ワンちゃんにとって恐怖がすぐ近くで体験することになってしまいます。

それであれば、ワンちゃんが怖い思いをしないような環境を作る必要があります。 そのため、出来るだけ玄関から離れた所にサークルを置いてあげましょう。また、ワンちゃんが玄関付近に近づけないようにしましょう。

3.接し方を変える

チャイムが鳴った時に喜びながら吠えたり玄関に向かったりする場合、これは、人が家に来た時に『カワイイ〜!』や『ただいま〜!』と高い声で可愛がられたのでしょう。それでワンちゃんも人が家に来た時にまた可愛がられたくて興奮するようになっていったと考えられます。 それがだんだんエスカレートして声が出てしまうように…。人が嬉しくて興奮した時に声が出るのと同じです。

それであれば、怯えながら吠えているのではなく、嬉しくて興奮しながら吠えているので、人が家に来た時や飼い主が帰宅をした時はワンちゃんを無視して通りすぎて、人が来ても何もないよと覚えさせるようにしましょう。

4.おやつをあげる

これはチャイムの音にそんなに興味がなく、それよりもおやつの方が大好きという子に有効です。

チャイムが鳴るとおやつがもらえると覚えさせるためです。ですが、チャイムが鳴って吠える前におやつをあげるようにしないといけません。 吠えてしまった後におやつをあげると、鳴けばおやつがもらえると学習してしまうため、もし先に吠えてしまったらおやつはあげないようにしましょう。

5.確実なマテを教える

まず、ここでいう『マテ』とはどのようなことか?ですが…

  • 待たされている時は、『ヨシ』の指示があるまで動かない
  • 飼い主が見ていないところでも待つことができる

ということです。 そこまでのマテができないと、吠えている時にマテと言ってもワンちゃんは『はい、マテをしました!でも、もう動いていいでしょ!』と一瞬しかじっとしていないことになります。 ですので、吠えている時にマテを使う場合は、そばに好物があって人がいなくてもずっと待っていられるくらいになっていると良いです。

6.天罰方式

天罰というだけあって、吠えた時にどこからともなく罰が降り掛かるというようにしなければなりません。人が罰を下していることが見つかってしまうと、人のことを嫌いになってしまう恐れがありますので注意が必要です。

天罰の方法は様々あります。

  • 大きな音を出す
  • 超音波を鳴らす
  • ワンちゃんの嫌いな匂いをスプレーでかける

これらは、吠えると嫌なことが起きると学習して徐々に吠えなくなるということです。しかし、天罰方式は即効性がありますが間違えると臆病になったり、陰湿な性格になる、人間嫌いになって攻撃性が増す恐れのある諸刃の剣です。天罰を振りかけた後はフォローが重要です。嫌な思いをさせて止めさせていますので、チャイムが鳴った時に吠えない時はムツ○ロウさんくらいの勢いで褒めてあげましょう。

最後に…

以上のようにチャイムだけでも様々な対処法があることをご理解いただきましたでしょうか?項目1、2はワンちゃんが怯えている時に有効ですが、項目3、4、5、6、は怯えている時に行いますと逆効果になってしまうことがあります。そのため、大切なことは冒頭でもお伝えしましたが、ワンちゃんの吠える時の表情などをしっかりと観察をして対処法を決めることが一番の『対処法』なのです。

桑原 昌之(Life Memory代表)

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