cinderella project

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シンデレラレスキュー

【仔猫三兄妹の記録】
殺処分数の7割は猫たちです

「猫ブーム」に潜む危機的な現状を知ってください

今年はとても猫ブーム。そのブームに伴いペットショップからではなく保護猫へ目を向けて下さっている方も大変多く嬉しい限りです。しかし猫の飼い方のモラルはこの国ではまだまだ理解がされていないことを感じています。

殺処分数の7割は猫たちです。単純に犬より生息数が多いのです。『猫は犬よりも発情期の回数が断然多い=仔猫が生まれる確率が高い』このことを忘れないでもらいたい。解決方法は単純で、きちんとみんなが避妊と去勢をすれば回避できます。

この猫ブームのせいか東京都の保健所では猫の保護数が減ってきています。保護猫団体も増えたことも理由の一つ。大変いい傾向ですが、ここ最近はその保護猫団体さんでも保護が追い付かなくなってきてしまっています。つまり収容される猫が引き出されず殺処分されてしまうのです。
今回シンデレラプロジェクトで初めて猫のレスキューに踏み切ることになったのはそれが一番の理由です。しかも動物愛護センターの要望は仔猫のレスキューでした。

生後間もなく

3兄妹で保護されていた生後2か月にも満たないの仔猫たち。

母猫が出産後亡くなってしまったのか、育児放棄してしまったのか、子猫を産んでしまって飼い主がどうしてよいかわからずそのへんに放置したのか…。
理由はわかりません。ただこの位の月例の子たちは母猫と一緒に絶対いないといけない時期。その母猫がいないということは私たち人間が手助けしないと生きてさえいけない状況なのです。

3兄妹で引出し、里親を探すことにしました。仔猫のレスキュー経験のあるメンバ-で万全の管理をしていましたが動物愛護センターから引き出した約1週間後に、あんこちゃんが致死率の高い感染症を発症しました。すぐに他の仔猫を隔離し、ふく動物病院にて入院治療・輸血スタート。一時は持ち直したかと思われたのですが、その後回復せずに、みたらしちゃんも発症。同じく入院治療と輸血をスタート。白黒くんはすぐにトライアルが決まっていたためトライアル先で検査をしてもらったところ、やはり陽性反応が出たので私達のもとに帰って来て通院治療を始めました。当団体プロフェッショナルサポーター獣医師の見解によればこの時期に容体が悪化してしまうのは出産後にしっかり初乳を飲めていなかったからではないかとのこと。初乳って人間の赤ちゃんも大切なのですが、動物も同じなのですよね・・・。免疫を作るための大切なプロセスだと思います。

残念なことに…

できることは全て処置して頂きました。懸命な治療の結果、残念なことに今回あんこちゃん、みたらしちゃんは亡くなってしまいました。小さな体でよく頑張ってくれました。

「辛かったよね・・・。天国でゆっくり休んでね。」とふく動物病院よりお寺へ埋葬させて頂きました。そして、白黒くんは、奇跡的に発症せず再度の検査で陰性となり、また元気に里親さんの元に戻って正式譲渡となりました。この治療と検査の結果が出るまでの里親さんも心配で心配でさぞ大変お辛かったことでしょう。お気持ちお察しいたします。でもその願いがきっと白黒くんに届いたのでしょう、本当に奇跡です!出来る最善を尽くしたのですが、力及ばず亡くなってしまった子たちには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。でも残りの姉妹の分まで白黒くんにはめいいっぱいい幸せになって欲しいとう気持ちでいっぱいです。

最後に

仔猫達が命懸けで教えてくれた事、同じ悲劇を繰り返さない為にもこの経験を今後の保護活動に繋げたいと思います。治療に尽力してくださったふく動物病院の皆様、本当にありがとうございました。

木村理恵子(当団体代表理事)
藤崎麻子(dogsalon KotaKuna オーナー)

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