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シンデレラ・レスキュー

老犬こそ最後まで一緒にいてあげて

動物愛護センターより1本の電話が…

9月初旬、動物愛護センターより「今晩が山かもしれない柴犬がいます。 助けていただけないでしょうか?」と1本のお電話がありました。ボランティアトリミング(通称ボラトリ)で毎月、収容されている子たちをシャンプーをしております当団体のメンバーからも弱っている柴犬の女の子がいることは聞いていました。

悲しすぎる現実

ぐったりしていて立てない状態だから見ていられないと…。
飼い主のお迎えを待っていられる期間(収容期間)は彼女を動かすことはできません。電話があったということは過ぎても飼い主は現れなかったのです。こんなにも弱っている子が自分でおうちを脱走することは考えにく い。きっと元の飼い主さんが老犬になって手が掛かるから町に放棄したのでしょうね。

今まで一緒に過ごしてきた時間はなんだったのでしょうか?楽しい時間だけが過ごせればいいなんて人間のエゴとしか言いようがありません。弱ってきた時こそ家族としての絆が必要ですし、犬はその愛情をしっかり感じてくれる生き物です。ましてや檻の中で誰にも見守られることなく介抱もなく最後を迎えるなんてひど過ぎると思います。このところ中型犬の老犬の収容が多く目立ち、このような飼い主さんが多くいると思うと心が痛みます。

動物愛護センター内の常駐獣医さんはいつもできる限りのことをしてくださっています。それでも病院ではないのでしてあげられる処置は限られています。そんな中いてもたっていられず当団体にお電話くださったこと、 大変感謝致しております。どんな時もみんなの協力が一番大切です。電話を頂き、私たちはいてもたってもいられすぐにお迎えに行きました。できる限りの処置をしてあげたい。。。ただそれだけ。この子の気持を考えてみたらきっと悲しくて悔しいと思っていると思ったから…。

懸命の治療

ハナ動物病院にて懸命の治療をしました。ウイルス性による感染が原因でかなり衰弱しており、立てないので寝たきりでごはんも食べれらませんでした。点滴の日々が続きました。年齢も20歳近くの超高齢。だけどせめて

「もう一度立って自分でおいしいご飯を食べてほしい!」

バービーちゃんと名づけました。超高齢なので老衰も始まっているかもしれない?生き延びるかどうかが困難なのは承知の上で看病を続けました。

2週間後…

2週間後、想いは届いたのか?彼女は立つことはできなかったけれど体を起こして自分でごはんを食べました!そしてしばらく調子も良く過ごしていましたすが、最近になり衰弱が始まってしまい…懸命な治療を致しましたが10月25日の夜、バービーは病院にて息を引き取りました。

とても残念ですが本当によく頑張ってくれました。お目めが大きくて美しい子です。きっと飼い主さんの腕の中で最後を迎えたかっただろうね…。
最後まで行きぬいたバービー、彼女は、本当の美を備えていました。少し天国でゆっくり休んでね。

当団体はあまり弱っている状態の写真は公開はしないようにしようと決めています。きっと本人はその姿を「みんなに見て欲しくない」と思っていると思うので…。これからも元気になった姿をなるべくみなさんにお届けしていきたいと思っています。写真はバービーが一番調子のよかった時のものです。
10月26日病院からお寺へ合同埋葬致しました。当団体としては2頭目の老衰死。前に亡くなった柴犬のふくちゃんと天国で仲良くしてね。

木村理恵子(当団体代表理事)

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