猫が毛布やクッションなどの柔らかいものをふみふみしながらチュパチュパと吸うことはありませんか?
飼い主さんにふみふみしながら、そのまま飼い主を噛んだりすることもありますよね。
「噛まれると痛いけど、チュパチュパくらいなら大丈夫!」という飼い主さんが多いとは思いますが、さすがに毎回噛んだり吸ったりしてると気になりますよね。
- 猫がそうした行動をするのにはどんな理由があるのでしょうか?
- 飼い主として気を付けるべきことはあるの?
今回は、猫がふみふみ中に吸ったり噛んだりする仕草についてお伝えしていきたいと思います!
・日々動物のことについて調べまくっており、犬猫の健康にかかわる情報を収集するのが得意!
・小さいころから動物が大好きで毎年動物愛護団体への募金も行っています。
・記事執筆にはドッグトレーナーさんの協力をいただくこともあります☆
猫がふみふみで吸う(チュパチュパする)理由は?毛布などの場合と飼い主さんの指などの場合
猫が前足で、柔らかい毛布や飼い主さんのお腹をふみふみしている姿は、なんとも可愛く、見ていて癒されますね。
ふみふみと一緒にチュパチュパと吸い始めることもありますが、これは子猫の時に母猫の母乳を吸っていた時のなごりと考えられます。
子猫は母乳を吸うとき、お乳の出をよくするために本能的にそのようなしぐさをします。
猫は、ゆったりと飼い主さんに甘えているときや眠い時、母猫のおっぱいを吸っている心地を思い出すのでしょう。
飼い主さんのお腹をふみふみしたり、指を吸うのも信頼の証といえます。
ふみふみに伴う「ちゅっちゅ」「チュパチュパ」「チューチュー」にはどんな意味があるの?
眠い時にふみふみ行動をしていると、毛布をちゅっちゅしていることがありますが、実はこれ、安心して甘えているからだと考えられているそうです!
軽くちゅっちゅしている程度なら、ぜひ優しく見守ってあげてください。
毛布や布の他に、飼い主の指などをチュパチュパ吸うこともあります。
甘えてくれているのは嬉しいですが、もしエスカレートして噛んでしまう場合はこの後に対処法を書いていきますので併せてご参考ください!
猫のふみふみや吸い癖を止めさせる方法はある?
基本的には猫のチュパチュパ、吸い癖は無理に止めさせる必要はありませんし、止めさせる方法もありません。
飼い主にできるのは、猫にチュパチュパしてほしくない物を周りに置かないこと。
どうしてもチュパチュパしてほしくないものは、引き出しなどにしっかりしまっておけばよいのです。
猫が安全にふみふみチュパチュパできる物を、そばに置いて見守ってあげてください。
猫がチュパチュパをしなくなる年ごろはいつ?
成猫になっても、ふみふみやチュパチュパをする猫はいます。
さきほど書いたような、「ふみふみ中のチュパチュパ」も、子猫にだけ見られるものではなく、大人になってもやることがあります。
母猫との別離の時期が早い猫のほうが、その傾向があるようですが、そこは個性と思ってよいようです。
猫のチュパチュパ!吸い癖って悪いこと?ウールサッキングとは?
可愛いしぐさとはいえ、猫のチュパチュパがあまりに激しいと心配になる飼主さんもいるでしょう。
猫が吸う、チュパチュパすることをウールサッキングといいます。
それ自体は問題のない行動なのですが、破れやすい布などは猫が飲み込んでしまう危険がありますし、その他にもチュパチュパしてほしくない物もありますよね。
- 猫のチュパチュパで注意すること
- もしも布を食べてしまったら
この2点を覚えておいてください。
ふみふみ時に噛み癖がある猫ちゃんの場合は、よりウールサッキングに注意してくださいね。
猫のチュパチュパで注意すること=エスカレートして誤飲につながらないように
猫のチュパチュパで一番注意しなければいけないのは誤飲です。
お気に入りの布が、だんだんヨレヨレになってしまい、気が付くと切れ端が見当たらない、なんてことにならないように!
吸っているうちにエスカレートして誤飲してしまうと大変なので、「吸っているなー」と思ったら、目を離さないで観察してあげてくださいね。
もしも猫が布を食べてしまったら?
猫がなにかを誤飲したことが疑われるときは、次のようなことをチェックしてください。
周りの環境は?
- 部屋が乱雑になっている。
- お気に入りの布が切れて、切れ端が見当たらない。
- それまで遊んでいたおもちゃや小物が見当たらない。
猫の様子は?
- 食欲がない。
- 嘔吐する。(吐きたいのに吐けない様子も)
- 口の周りを気にする様子。
- 呼吸がしづらい様子。
このような様子が見られたらすぐに獣医師に相談し受診してくださいね!
まとめ
猫は嫌いな人や緊張した場面では、ふみふみやチュパチュパはしません!
猫が毛布や飼い主さんをふみふみしたりチュパチュパするのは、飼い主さんに対する甘えや愛情表現からくることが多いのです。
それ自体は可愛く、スキンシップを大いに楽しんでください♪
無理にやめさせることはありませんし、成猫になって続いていても、それは個性と受け止めてあげてくださいね。
ただ、猫がチュパチュパし過ぎて、布を誤飲してしまうことには充分注意してくださいね。