ベルベットのような美しい毛並みと凛とした顔立ち、引き締まった筋肉質の体を持つワイマラナー。
その魅力的な姿に興味を持ち、飼ってみたい方も多いのではないでしょうか?
まだまだ日本ではあまり見かけない犬種ですが、その従順さや賢さからアメリカでは高い人気を誇ります。
今回はそんなワイマラナーの
- 歴史
- 性格
- 飼育で気をつけること
- 子犬の探し方
などについてご紹介します!
大型犬のワイマラナーはどんな性格?知っておきたい特徴やデメリットについて
ワイマラナーはまだ日本では珍しい犬種で、どんな性格をしているかよく知らない方も多いのではないでしょうか?
JKC(ジャパンケネルクラブ)によると、2020年時点での日本のワイマラナーの登録件数は322頭と少ないことがわかります。
- ワイマラナーの歴史を知ろう!
- ワイマラナーは頭悪い犬種って本当?
- ワイマラナーは飼いにくいと感じるデメリットとは?問題行動とその解決策について
まずはその歴史と性格から解説していきたいと思います。
ワイマラナーの歴史を知ろう!
ワイマラナーはドイツ原産の大型犬種で、狩猟を好む貴族の間で飼育されていました。
19世紀までは上流階級の人々のみが飼育できる犬種だったこと、ワイマラナークラブにより繁殖が厳格に管理されていたことなどにより、ドイツ国外はおろか国内でも限られた人しか飼育できませんでした。
そのため、ハンターの間では伝説の猟犬と呼ばれていたそうです。
20世紀になると、アメリカの狩猟家がワイマラナークラブに入会し、ドイツからアメリカへとワイマラナーは広がっていきました。
現在では、その身体能力の高さと賢さから、狩猟以外にもドッグスポーツや服従競技会にて優秀な成績を収めており、アメリカでは人気の犬種の一つです。
ワイマラナーは頭が悪い犬種って本当?
ワイマラナーは頭が悪いどころか非常に学習能力が高く、飼い主に従順な犬種です。
猟犬として飼い主の命令通りに行動し、獲物を見つけると静かにその方向を指し示す役割をしていたことからも、その知能の高さがうかがえます。
ワイマラナーは飼いにくいと感じるデメリットとは?問題行動とその解決策について
ワイマラナーは運動欲求が高いことが知られており、1日2時間以上の散歩が必要です。
そのため、ワイマラナーが走り回れる庭があることが好ましいです。
また、定期的にドッグランに連れて行ってあげるなど、十分な運動量を確保してあげる必要があります。
もし運動不足になってしまうと、攻撃性が増して問題行動へと繋がります。
十分な運動量が得られないワイマラナーは、自分の尾を噛むなどの自傷行為に走ったり、家の物を噛んでしまうなどといった破壊行動を起こしたりします。
その結果、飼い主との信頼関係の喪失に繋がってしまうでしょう。
このことから、ワイマラナーを飼いたいならば、毎日たっぷりと時間をさく余裕と体力のある人でなければなりません。
また、飼い主に従順で甘えん坊な性格も持つワイマラナーは、飼い主が外出すると、不安から吠えて近隣の住宅に迷惑をかけてしまう場合があります。
飼い主への過度な依存を避けるために、子犬の頃からクレートの中にいることに慣れさせるトレーニングをしましょう。
そのほかのデメリットとしては、狩猟本能があるため猫や小動物と一緒に飼うのは難しい点があります。
散歩中のトラブルにも繋がるため、他の犬や動物に向かっていかないように「まて」を覚えさせましょう。
ワイマラナーのオスの性格が知りたい!気になる飼い方や子犬の見つけ方
さて、ワイマラナーはオスとメスで性格に違いはあるのでしょうか?
基本的な性格は同じですが、男性ホルモンの影響により、オスはメスより警戒心が強い傾向にあるようです。
適切な時期に去勢を行うことで、男性ホルモンの影響は抑えることができます。
ここまでワイマラナーのことを知って、ぜひ家族に迎えたいという方もいるのではないでしょうか?
- ワイマラナーの子犬の探し方!ワイマラナーを飼うときにおすすめのブリーダーは?
- ワイマラナーのしつけの方法について
- ワイマラナーのおすすめブログはどれ?
- ワイマラナーのミックスはどこで会える?
それでは、気になるワイマラナーをお迎えするための方法としつけについてご紹介します!
ワイマラナーの子犬の探し方!ワイマラナーを飼うときにおすすめのブリーダーは?
日本ではまだまだマイナーな犬種のため、ワイマラナーを取り扱うペットショップを見つけるのは難しいでしょう。
そのため、ワイマラナーの子犬を迎えるにはブリーダーを探す必要があります。
良いブリーダーを見極めるには以下のポイントを参考にしてください。
- 親犬や兄弟犬を見せてくれる
- 清潔な環境で飼育している
- 生後8週以下の子犬を販売していない
- 飼い方の相談に親身になってのってくれる
ぜひ直接飼育環境を見学させもらい、ブリーダーの飼育方針や他の犬の健康状態を確かめた方が良いでしょう。
ワイマラナーのしつけの方法について
ワイマラナーは頭が良く、飼い主に従順なため、しつけがしやすい犬種です。
ですが、飼い主への依存度が高く、家族以外とは距離をおく傾向にあることから、他の犬やよその人に警戒心を持ちやすい側面があります。
社会化期と呼ばれる生後3週〜13週の間に他の犬や人間に会わせて、社交性を育てましょう。
お手入れや診察時に人が体に触れることに慣れさせておくことも大切です。
また、子犬のうちから「おすわり」、「まて」などの服従訓練を開始し、主従関係を構築しましょう。
ワイマラナーのおすすめブログはどれ?
もっと詳しくワイマラナーの写真や日々の様子をみてみたい方も多いのではないでしょうか?
ここではワイマラナーの飼育の参考になるようなブログをご紹介します!
ワイマラナーロング エルマーの日記・エルマーの大冒険!elmar-no-daibouken
長毛種のエルマーちゃんがとてもかわいいです。
ブログ内の写真からも大切に育てられている様子が伝わってきます。
『ちゃちゃ☆モモ日記』 FAIRY WINGS WEIMARANER
ワイマラナー専門のブリーダーさんのブログです。
ドッグショーや多頭飼いの賑やかな様子も見ることができます。
ワイマラナーのミックスはどこで会える?
ワイマラナーのミックスは主に里親募集サイトで譲渡されています。
また、ミックスだけでなく、ワイマラナーの成犬も里親募集されていることがあります。
十分な愛情と時間をかけてお世話できる方は、ぜひ探してみてはいかがでしょうか。
ワイマラナーのロングは性格が違うの?
ワイマラナーは短毛種が多数を占めますが、長毛種(ロングヘアー)も希少ながら存在します。
耳の部分の被毛が特に長く、少しウェーブがかっており、短毛種とはまた違った魅力的な柔らかな毛並みを持ちます。
短毛種と長毛種では性格に違いはありません。
短毛種であれ、長毛種であれ、ワイマラナーの知的な性格と優れた身体能力を持っています。
まとめ
ワイマラナーを飼うためには、飼い主自身にも体力が必要なため、誰でも飼いやすい犬種というわけではありません。
しかし、整った環境があり、たくさん愛情と時間をかけて過ごせる人とは、きっと素晴らしい関係を築くことができる犬種でしょう。