サモエドという犬種をご存知ですか?
モフモフの被毛に覆われた大型犬のサモエドは、シベリア原産の犬種です。
極寒のロシア・シベリアで暮らしていたサモエドの祖先は、寒さに耐えるため、このような被毛になったと言われています。
サモエドは、古くから飼い主さんに仕える作業犬だったこともあり、社交的で親しみやすい性格です。
さらに、サモエドの笑ったような表情が、サモエドスマイルと呼ばれて愛されています。
今回は、サモエドの性格をオスとメスそれぞれに注目して解説します!
サモエドの性格は甘えん坊で飼育が大変?
サモエドの性格は、温厚でフレンドリーと言われています。
もともと作業犬として、人間と共に生きてきたので、人懐っこい性格になったと考えられます。
初対面の犬や人にも愛想よく振る舞えるので、番犬には向かないかもしれませんね。
また、甘えん坊で寂しがりやな一面があり、お留守番が苦手です。
長時間のお留守番がストレスになって、無駄吠えをすることもあるのだそうです。
- サモエドの子犬を見てはいけないのはなぜ?
- 共働きでサモエドの飼育はできる?
- サモエドの飼い方を解説!
ここでは、愛らしいサモエドの性格について具体的に説明しますね。
サモエドの子犬を見てはいけないのはなぜ⁈
真っ白で雪のようなフワフワな毛に覆われたサモエド。
その子犬もまた、白くてモフモフで可愛いすぎると大人気なのです!
サモエドの子犬を見てはいけないのは、あまりにも可愛くて飼ってみたくなるからなのだそうです。
しかしサモエドに限らず、衝動的に犬やペットを飼うことは、よくありませんよね…
サモエドのことをよく理解した上で、きちんとお迎えする準備が必要です。
見てはいけないというのは大袈裟かもしれませんが、一目惚れで飼うことは避けましょう。
共働きでサモエドの飼育はできる?
サモエドは、甘えん坊で寂しがりやな一面があるようです。
そのため、長時間のお留守番は苦手かもしれませんね。
共働きとなると、愛犬が1人で過ごす時間が長くなってしまうので、様々な対策が必要になります。
例えば、外出前に思い切り遊んであげたり、帰宅後は褒めてあげるなど、根気よくお留守番に慣れさせてみましょう。
また、厚い毛に覆われたサモエドは、夏の暑さが大の苦手です。
そのためエアコンを活用するなどの、熱中症対策が欠かせません。
共働き家庭でサモエドを飼う場合は、留守中の対策をよく話し合ってくださいね。
サモエドの飼い方を解説!
甘えん坊のサモエドは、飼い主さんに寄り添ってくることが多いようです。
可愛い愛犬に甘えられると、つい要求を受け入れてしまいますよね。
しかし、甘やかしすぎると、わがままになるケースもあるため、注意が必要です。
そして、サモエドを飼う上で最も大変なのは被毛のお手入れです。
サモエドの被毛はダブルコートと呼ばれ、換毛期にはたくさんの毛が抜け落ちます。
抜け毛をそのままにすると、誤飲や皮膚トラブルの原因となるため、毎日のブラッシングが重要です。
さらに、体が大きいサモエドは力が強いので、興奮状態になるとコントロールが難しくなります。
日頃から行動をコントロールできるように、トレーニングや十分な運動は欠かせません。
サモエドのオスの性格は?
サモエドの性格の特徴は、フレンドリーで忍耐強く、平和主義であることです。
争いごとが苦手なサモエドは、喧嘩をすることもほとんどありません。
ここまでは、サモエドのオス・メスに共通している性格です。
しかしオスとメス、それぞれに異なる性格もあるようです。
- サモエドのオスはしつけが難しいの?
- サモエドと日本スピッツは性格が似ている⁈
- サモエドとハスキーのオス同士は相性がいい⁈
ここでは、サモエドのオスの性格について説明しますね。
サモエドのオスはしつけが難しいの?
サモエドのオスは、警戒心が強い傾向があります。
喧嘩をしないサモエドも、縄張り意識が強く攻撃的になるケースもあるのです。
さらに、サモエドはオスの方が甘えん坊と言われています。
お留守番のストレスで吠え癖がつきやすいので、子犬の頃からきちんとしつけることが望ましいです。
またサモエドのオスは、活発で遊ぶことが大好きなので、十分な運動量が必要です。
大人のサモエドは、体が大きくパワーもあるため、子どもや女性でも安全にお散歩できるようにトレーニングをしましょう。
どうしても行動をコントロールできない場合は、一度ドッグトレーナーさんに相談してくださいね。
サモエドと日本スピッツは性格が似ている⁈
サモエドと日本スピッツは、白くてフワフワな毛で覆われた姿がよく似ています。
日本スピッツのルーツは、ドイツ原産の「ジャーマン・スピッツ」という説があります。
日本では、スピッツが小型化されて今の姿になったと言われています。
社交性があるサモエドに対して、日本スピッツは人見知りで、警戒心もあるようです。
サモエドと日本スピッツは、見た目がそっくりでも、性格は違いますね。
サモエドとハスキーのオス同士は相性がいい⁈
サモエドとハスキー犬は、ともにシベリア原産の犬種です。
シベリアンハスキーとも呼ばれ、サモエドと近親関係があります。
サモエドのオスは警戒心が強い傾向があり、社会性が身についていない子は威嚇してしまうかもしれません。
一方ハスキー犬は、社会性が強く協調性があるので、サモエドのオスと同居しても問題はないと考えられています。
サモエドのメスは穏やかな性格!
サモエドのメスは、オスよりも落ち着きがある穏やかな性格と言われています。
またメスの方が、飼い主さんに従順でしつけもしやすいのだそうです。
サモエドのメスは、おとなしい性格なので見ているだけで癒されそうですよね。
- サモエドのメスは気性が荒い⁈
- サモエドスマイルがかわいい!
では、具体的に説明しますね。
サモエドのメスは気性が荒い⁈
サモエドのメスには、年に2回生理があり、その時期だけは気性が荒くなるようです。
一時的にメンタルが不安定になり、攻撃的になるかもしれません。
サモエドに限りませんが、メスには生理期間があることをよく理解してあげることが大切ですね。
サモエドスマイルがかわいい!
サモエドの魅力の1つは、つぶらな瞳と微笑んでいるような表情、その名もサモエドスマイル!
このサモエドスマイルは、周囲の人たちを幸せにしてくれるといわれ、癒し効果抜群です。
まとめ
サモエドは、もともと人間とともに生活していた犬なので、人懐っこい性格で飼いやすいと言われています。
サモエドの性格をよく理解して、信頼関係を築いていくことが大切です。
最高のサモエドスマイルが見れるように、日々のケアも十分にしてあげてくださいね!