牧羊犬として知られるイギリス原産のボーダーコリー。
全犬種の中でもっとも賢い犬ともいわれています。
牧場で飼い主の指示に的確に従い、素早く羊を追いかける姿を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
今回はボーダーコリーの
- 成長過程
- 成犬の大きさ
- 適切なケージ・クレートのサイズ
について解説していきます。
成犬のボーダーコリーはどのくらいの大きさになる?
最近は小型犬や超小型犬を飼っている人の割合が多く、あまり身近でボーダーコリーを見かけることはないかもしれません。
- ボーダーコリーはでかい?! 大型犬なの?それとも中型犬、小型犬?
- ボーダーコリーの成長はいつまで続く?
- 【ボーダーコリーの体重推移】 10キロ以上になる時期や8ヶ月での体重など詳しい成長過程について
それでは具体的な大きさやどのように成長するか見ていきましょう。
ボーダーコリーはでかい?! 大きいから大型犬なの?それとも中型犬、小型犬?
成犬のボーダーコリーは体高53cm前後、体重はおよそ14~22kgまで成長し、一般的には中型犬に分類されます。
どれぐらいのサイズになるかは個体差が大きいですが、兄弟や親の体型をみることで、ある程度成長後のサイズを予想することができます。
ボーダーコリーの成長はいつまで続く?
ボーダーコリーの体重増加は生後8ヶ月〜12ヶ月あたりで落ち着くようです。
成犬となる1歳ぐらいまでに体の成長は収まるようですね。
【ボーダーコリーの体重推移】 10キロ以上になる時期や8ヶ月での体重など詳しい成長過程について
ボーダーコリーの成長にともなう体重増加について見ていきましょう。
- 生後2ヶ月:3kg前後
- 生後3ヶ月:6kg前後
- 生後4ヶ月:7~12kg前後
- 生後5ヶ月:13~14kg前後
- 生後6~7ヶ月:14~15kg前後
- 生後8~12ヶ月:15~16kg前後
上記はあくまでも一例ですが、生後3ヶ月から急激に体重が増えていくことがわかります。
生後4ヶ月あたりで10kg前後になり、生後8ヶ月以降は体重が一定の値に落ち着いていますね。
ボーダーコリーに合うケージの大きさとは?
外出時に愛犬を連れて行けない時やトイレのしつけをするためなど、愛犬を迎える準備としてケージやクレートの購入を検討している方もいると思います。
- ボーダーコリーにケージは必要?
- ボーダーコリーを留守番させるときはクレートとケージどっちがいい?
適切な大きさやケージ・クレートを使うメリットをぜひ参考にしてみてください。
ボーダーコリーにケージは必要?
ケージとは、天井と床がついており、側面が柵で覆われたものを指します。
そもそもケージって使うべき?と思っている方も多いかもしれません。
ケージを使うメリットとしては、
- 愛犬に「自分の居場所」を与えることができる
- 留守番時のいたずら防止
- トイレトレーニングをうまく進められる
などがあります。
特にボーダーコリーは中型犬で力もあり、運動神経のよい犬種です。
留守番をさせている時に、飼い主が想像していなかったことをしてしまう場合があります。
水道を出しっぱなしにする、物を壊すなど、最悪のケースでは誤飲などの事故につながることもあります。
また、ケージに慣れていると、災害時などケージにいてもらわなければならない事態が起きたときに安心です。
注意点としては、長時間ケージにいれっぱなしにしないこと、お仕置きで閉じ込めないことです。
ケージが嫌な場所だというイメージがつかないように気をつけましょう。
適切なサイズは、
- 伏せをしたときに足がはみ出ない
- 方向転換が楽にできる
といった大きさのケージです。
気をつけたいポイントは、ワンちゃんは寝床の近くにトイレがあることを嫌がる点です。
トイレをケージの中に設置する場合は、寝床とトイレが少し離れて置けるぐらいの広さが必要です。
また、人の動線の近くにケージを置くと、ワンちゃんは落ち着くことができません。
ケージを置く場所は部屋の隅など、静かでリラックスできるところに設置してあげてください。
ボーダーコリーを留守番させるときはクレートとケージどっちがいい?
クレートとは、ペットを運搬する際に使用するものです。
材質はプラスチック製が多いですが、布でできているものもあります。
車で移動するときにシートベルトで固定することができるものや、飛行機移動できる規格のものもあります。
留守番させるときにクレートとケージ、どちらを使うべきかですが、それは留守番の長さによります。
クレートでくつろぐことができるワンちゃんの場合、2時間くらいまでの長さの場合はクレートの中で留守番することができます。
それ以上長く留守番させる場合には、ケージの中にクレートを置いて、動けるスペースをとってあげましょう。
ボーダーコリーに合うクレートの大きさは?
愛犬と移動する時やハウストレーニングに必要となるクレートですが、愛犬に合ったサイズを選ばなくてはいけません。
基準となる選び方ですが、
- 体高に5cm加えた高さ
- 伏せをしたときに前足の先から尻尾の付け根までと同程度の長さ
この大きさだとクレートの中で方向転換が無理なくできます。
子犬のときにクレートを購入する場合は、およそ1.5〜2倍の大きさになることを見越したサイズのものを選ぶとよいです。
まとめ
ケージやクレートは、正しく使うことで愛犬の安心できる場所になります。
適切なサイズのものを選んで、留守番の時や移動時に安全に過ごせるようにしてあげましょう。