ボーダーコリーとは、イギリス原産の牧羊犬です。
運動能力の高さや活発な性格が特徴ですが、何よりも全犬種の中で最も知能が高いと言われています。
その一方で、思わず笑ってしまう行動が可愛いのも、ボーダーコリーの魅力です!
一度は飼ってみたいけど、しつけやお手入れなどが大変そうだと思いますよね。
今回は、凛々しい姿が印象的なボーダーコリーの飼い方やしつけ、寿命などを解説します。
ボーダーコリーの飼いやすさを徹底調査!
ボーダーコリーを飼うにあたって、気になるのは性格ですね。
全犬種の中で最も賢いということは知られていますが、その分しつけも大切です。
またボーダーコリー特有の豊富な被毛とサラサラした毛並みは、日々のお手入れが必要になってきます。
ボーダーコリーは、自然環境に適応しやすい犬種でもあるので、外飼いにも適しています。
- ボーダーコリーの性格は賢い?性格悪い?
- レッドや茶色のボーダーコリーは性格も違うの?
- ボーダーコリーはスムースコートで抜け毛が少ない?
比較的飼いやすい犬種のボーダーコリーについて、具体的に説明します!
ボーダーコリーの性格は賢い?性格悪い?
ボーダーコリーは賢さに加えて、観察力も優れています。
そのため、しつけに苦労することがほとんどないと言われています。
しかし、飼い主さんが気分次第で接したり、曖昧なしつけをすると、混乱してしまいます。
ボーダーコリーの性格が悪いと感じてしまうのは、飼い主さんとの信頼関係が築けていないからかもしれません。
飼い主さんに従順なボーダーコリーでも、信頼されるまでに時間がかかることもあるのだそうです。
賢い反面、プライドが高く警戒心も強いので、根気よく向き合っていくことが大切ですね。
レッドや茶色のボーダーコリーは性格も違うの?
ボーダーコリーの毛色は、ブラックとホワイト、茶色などが多いようです。
基本的に、毛色で性格が異なることはありませんが、ブラック&ホワイトのボーダーコリーの方が活発という説もあります。
レッドや茶色のボーダーコリーは、おとなしい傾向があるようですね。
また、ロングコートとスムースコートで性格が違うのだそうです。
例えば、オーストラリア系ロングコートのボーダーコリーは、人懐っこい性格が多いです。
一方、イギリス系スムースコートのボーダーコリーは、神経質な性格が見られるようです。
ボーダーコリーはスムースコートで抜け毛が少ない?
ボーダーコリーの被毛は、スムースコートとロングコートの2つのタイプがあります。
一般的には、長い毛のロングコートタイプが多く、抜け毛対策やお手入れが大変と言われています。
また、スムースコートの場合でも、二重構造の被毛であるため、換毛期があります。
毛は短くても抜け毛はあるので、毎日のブラッシングは欠かせません。
ボーダーコリーは子犬からのしつけが大切!
牧羊犬として活躍するボーダーコリーは、訓練にも慣れやすい犬種です。
知能が高く、覚えるのも早い、まるで優等生のようなボーダーコリーですが、しつけを間違えると苦労するかもしれません。
なぜなら、ボーダーコリーは観察力が鋭く、飼い主さんが信頼できる人と判断できないと、懐いてくれないのだそうです。
- ボーダーコリーのしつけは難しい?落ち着く時期は?
- ボーダーコリーの子犬を迎える準備
- ボーダーコリーの子犬が好きな遊び方は?散歩しないとどうなる?
- ボーダーコリーの噛み癖や落ち着かせ方
- しつけを失敗したボーダーコリーは凶暴化する⁈
ここでは、ボーダーコリーの子犬のしつけやお迎え前の準備について説明していきます。
ボーダーコリーのしつけは難しい?落ち着く時期は?
賢いボーダーコリーだからこそ、覚えてほしくないことを学習してしまうケースもあります。
そのため、しつけが難しいと感じている飼い主さんも多いようですね。
中途半端なしつけではなく、常に飼い主さんがリーダーであることを教えていくことが重要です。
特に、生後3∼12週の期間は最も重要といわれ、情報の吸収率も高く落ち着いてくる時期です。
この時期に、きちんとしつけたり、犬の社会化を教えることが理想的ですね。
ボーダーコリーの子犬を迎える準備
ボーダーコリーの子犬をお迎えする前に、準備しておきたいアイテムがあります。
まず、ケージやクレートです。
ボーダーコリーは中型犬なので、成長した大きさを考慮して選んでください。
次に、トイレです。
ボーダーコリーの体に合う大きさのトイレトレーを準備しておきましょう。
お散歩用のリード、首輪、おもちゃも欠かせませんね。
さらに、食器や水飲み、ドッグフードも大切です!
最初は、栄養のバランスが偏らないドッグフードを選んでください。
ボーダーコリーの子犬が好きな遊び方は?散歩しないとどうなる?
ボーダーコリーが最も喜ぶ遊び方は、フリスビーです。
飼い主さんとのアイコンタクトが重要な遊びで、競技会も開かれています。
その競技会で、上位になるのは、やはりボーダーコリーが多いようです。
フリスビーの落下位置を察知したり、素早くキャッチするのは、ボーダーコリーにピッタリですね。
運動が大好きなボーダーコリーは、お散歩をしないとストレスを貯めて、問題行動を起こしてしまうかもしれません。
特に、子犬のボーダーコリーは、やんちゃで動き回ることが大好きです。
毎日のお散歩が難しい場合は、お休みの日にドッグランで思い切り遊ばせてあげましょう。
ボーダーコリーの噛み癖や無駄吠えの落ち着かせ方
ボーダーコリーは、飼い主さんに従順な一方、警戒心が強く初対面に人に吠えてしまうことがあります。
子犬の頃から、無駄吠えや噛み癖を落ち着かせる言葉や仕草を教えて、慣れさせるとよいですね。
また、本能的に噛んでしまう場合も、いけないことと教えるための言葉を決めておきましょう。
もし、運動不足やストレスが原因なら、思い切り運動させる時間を作ってあげてくださいね。
しつけを失敗したボーダーコリーは凶暴化する⁈
ボーダーコリーは、運動能力が高く、体も大きくなります。
そのため、暴れてしまうと手に負えないこともあるようです。
凶暴化の原因は、やはり、きちんとしつけられていないことが考えられます。
本来のボーダーコリーが持つ、賢さや従順な性格は、飼い主さんとの信頼関係があってこそ表れるのです。
しつけに不安がある場合は、凶暴化する前にドッグトレーナーさんに相談してみましょう。
ボーダーコリーの平均寿命や病気について
犬の平均寿命は、体が大きいほど短くなる傾向があるのだそうです。
もちろん、生活環境や食生活によって平均寿命よりも長生きする犬もたくさんいます。
中型犬に分類されるボーダーコリーの平均寿命は、どのくらいなのでしょうか?
- 年齢換算すると17歳のボーダーコリーは老犬⁈
- ボーダーコリーのような中型犬の平均寿命は?
- ボーダーコリーに多い病気や健康上の注意点は?
では、具体的に説明していきます。
年齢換算すると17歳のボーダーコリーは老犬⁈
犬の成長スピードは、人間のおよそ4倍と言われています。
生後1年経ったボーダーコリーは、人間の年齢に換算すると、12歳∼15歳なのだそうです。
つまり、17歳のボーダーコリーは、人間でいうと100歳を越える老犬ということになります。
最近は、良質なドッグフードなどが増えているので、平均寿命が伸びているようですね。
ボーダーコリーのような中型犬の平均寿命は?
ボーダーコリーの平均寿命は、10歳∼17歳と考えられています。
ボーダーコリーは中型犬ですが、大型犬の平均寿命の13歳よりも長いですね。
室内飼いの方が、熱中症や事故などが回避できるため、長生きできる傾向があるようです。
ボーダーコリーに多い病気や健康上の注意点は?
ボーダーコリーに最も多い病気は、目や足に関わる疾患です。
コリー眼異常は、遺伝性疾患といわれ、予防が難しいと言われています。
軽度の場合はほとんど症状がでませんが、重症化すると失明の恐れがあります。
日頃から目の観察をして、異変を感じたらすぐに病院へ連れていくようにしてください。
また、股関節形成不全という病気にも要注意です。
ボーダーコリーのような中型犬は、体重の影響で骨が変化するケースがあると言われています。
予防のために、体重管理やバランスの良い食事を心がけましょう。
滑りやすいフローリングより、絨毯やマットを敷くのも発症のリスクを軽減することができます。
まとめ
牧羊犬のボーダーコリーは、運動能力や知能が高い犬種です。
適切なしつけを行うことで、飼い主さんに従順な性格に成長していきます。
しかし、観察力も優れているので、愛犬に信頼されるまで時間がかかるかもしれません。
十分な運動やお手入れも必要ですが、まずは愛情を注いであげることが大切ですね。