愛犬が人に向かって吠えてしまったり、少しの音で興奮してしまうことはありませんか?
これは「無駄吠え」ともいい、飼い主さんを困らせることのひとつです。
大切な家族の愛犬が、人から「うるさい」「怖い」なんて思われたくないですよね!
無駄吠えとはいわれますが、無駄ではなく、犬には犬なりに目的や理由があります。
愛犬が無駄吠えしてしまう気持ちが理解できるよう、目的や理由と、その対策方法をご紹介します!
どんな時に無駄吠えするの?目的&運動不足やストレスが理由に
犬が吠えてしまうのはどんな時でしょうか?
それは何かをうったえる「要求」が目的かもしれません。
例えば、遊んで欲しい時に、静かに玩具を持ってくる犬もいれば、吠えることでアピールする犬もいます。
こうして吠えてうったえることも、無駄吠えと捉えられてしまうのです。
では、なぜ吠えることで要求しようとするのでしょうか?
無駄吠えの大きな理由のひとつに、運動不足やストレスがあげられます。
運動不足やストレスによって不満や不安が溜まれば、吠えてしまう理由に大いになりますね。
運動不足でなぜ吠えるのか?夜吠え・空間に向かって吠える原因にも
無駄吠えは飼い主さんだけでなく、ご近所に迷惑をかけてしまうかもしれません。
特に夜に吠えると、昼間以上に迷惑になってしまいます。
また、何も無い空間に向かって吠えてしまうこともあるようです。
それも運動不足による2つの影響が関係しています。
- エネルギーが余ると吠えてしまう
- ストレスが溜まっている
内容を詳しく見ていきましょう。
エネルギーが余ると吠えてしまう
運動で十分にエネルギーが発散できない状態が続くと、だんだんとエネルギーが溜まっていきます。
吠えることには、実はたくさんのエネルギーを使います。
犬が満足する運動量でないと、この余ったエネルギーを発散させるためにも激しく吠えてしまうことになるのです。
ストレスが溜まっている
運動不足になると余力ができてしまうだけでなく、ストレスも溜まります。
運動する機会が少ないということは、飼い主さんとのコミュニケーションも少ない可能性が高いのです。
犬は構ってもらいたい動物だというイメージのとおり、コミュニケーション不足は犬にとってストレスになってしまいます。
また、刺激が少ないこともストレスの原因です。
飼い主さんとの触れ合いはもちろん、他の犬との関わりや新鮮な体験が足りないと、ストレスも発散できないのです。
無駄吠えをやめさせるには!どうすればなくなる?治らない?
目的や理由があるにしても、無駄吠えはやめさせたいものです。
吠えてしまう原因が運動不足にあるなら、それを解消してあげましょう!
4つの対策方法をあげてみました。
- 毎日、朝晩20~30分の運動をしよう
- 少しでも散歩をしてエネルギーを発散しよう
- 遊ぶ時間を増やそう
- しつけの練習でもエネルギー発散ができる
楽しみながら対策できる方法ばかりです!
運動不足の解消だけではない効果も合わせて見ていきましょう。
毎日朝晩20~30分の運動をしよう
ボール遊びや綱引きなど、玩具を使ったりしながら遊んであげましょう。
必ずしも外に行かなくても、工夫次第で室内でも運動することができます。
こうした時間は愛犬とのコミュニケーションにもなるので、とても大切です。
少しでも散歩をしてエネルギーを発散しよう
散歩の時間を少しでも増やして、エネルギーを発散させてあげましょう。
愛犬の吠えによる要求に答えるのではなく、落ち着いているときに連れ出してあげることがおすすめです。
散歩は他の犬とのコミュニケーションや、新鮮な体験をする良い機会です。
のんびり歩いたり、時には走ったりと、変化をつけながら楽しく過ごすことで、ストレスも解消されるはずです。
遊ぶ時間を増やそう
吠えや興奮することが多い場合は、遊ぶ時間を増やしてみましょう。
遊ぶ時も、犬が落ち着いているときに、飼い主さんから誘ってあげることをおすすめします。
「吠えれば相手をしてもらえる」と思わせないことがポイントです。
構ってほしい淋しさから吠えてしまうこともありますから、飼い主さんとの触れ合いが解決策でもあります。
しつけの練習でもエネルギー発散ができる
「おすわり」や「お手」などのしつけの練習もしてみましょう。
動きは少なくても、頭を使ったり刺激になるのでエネルギーを使います。
芸と一緒に「落ち着いていると褒めてもらえる」と教えることもできますよ!
飼い主さんとの信頼関係が強くなるのも、しつけの良いところです。
まとめ
運動不足によって、犬は様々なきっかけや状況で吠えてしまいます。
淋しさや不安、恐怖心や警戒心からの威嚇で吠えることもあります。
来客やチャイム、通行人に向かって吠えることもあります。
これらも、ここであげた対策法で改善していけるはずです。
つまりは、運動不足を解消することで得られる「安心」と「満足」が無駄吠えをやめさせることにつながるのです。
最後に、吠えている原因が他に無いかも注意してみてあげましょう。
例えば、体調や生活環境が悪くないか、などです。
そういったことがあれば、すぐに対処してあげてくださいね。
大切な家族の愛犬と、これからも楽しく過ごしていけますように!