犬の無駄吠えは寂しさから?子犬・成犬・老犬による違いと分離不安などについて

皆さんは犬を飼った事がありますか?

『ペットは家族』という言葉が当たり前に言われるようになりました。

犬は私達に愛と癒しを与えてくれ、時には精神的に支えてくれます。

まさに家族ですよね。

しかし一緒に暮らしていくのに、大変なことがあるのもまた事実です。

この記事では、無駄吠えの原因や対策、問題行動を引き起こす分離不安についてなど詳しく解説していきたいと思います。

犬が寂しそう!キュンキュン鳴き、無駄吠え対策

犬が寂しそうにキュンキュン鳴いたり、ワンワン、キャンキャン吠えまくる…

近所迷惑になるし、ずっと鳴かれるのは困りますよね。

ここでは、犬の無駄吠えに対する対策について解説します。

  • その犬に合う方法を見つけよう!
  • 無視するのも一つの方法
  • クレートトレーニングも効果的

以上の事について解説していきます。

その犬に合う方法を見つけよう!

まずなんといっても大切なのは、その犬に合う方法を見つける事です!

優しく躾けた方がいい犬、厳しく躾けた方がいい犬など色々います。

結局のところ、犬の個性を無視してしまってはうまくいかない場合も多いです。

例えば、怖がりな子にこちらが高圧的に厳しく躾けると萎縮してしまい逆効果ですし、友好的な性格の子には、遊びの延長のような形で躾けるとうまくいきます。

色々な方法、やり方を試して、その子に合う方法を探してあげてくださいね。

無駄吠えは無視するのも一つの方法

無駄吠えに対しては、無視するのが効果的という説があります。

無視する場合は、タイミングややり方が重要です。

  • 無駄吠えを始める→無視
  • 無駄吠えをやめる→無視をやめる

無視していても、吠えるのをやめたら褒める事も大事です。

無視するときは、目を合わせたり、関心を向けたりせずに、徹底しましょう。

無駄吠えをやめるのを待つのはなかなか根気がいりますが、この方法が効果的な犬もいるので、一度試してみると良いですね。

クレートトレーニングも効果的

クレートトレーニングは、 チャイムの音(来訪者)に吠えてしまう場合に有効です。

来訪者に対して吠えてしまう場合は「警戒」の意味も含まれています。

クレートトレーニングによって、「クレートは落ち着ける場所」と認識してくれれば、クレートに入る事によって安心し無駄吠えの軽減に繋がります。

そのためには、クレートでリラックスできると感じさせる事が重要です。

おもちゃやおやつなどを使って、クレートトレーニングをしてみてください。

寂しさや老化も原因?分離不安について

「分離不安」は、 無駄吠えに悩む方なら聞いた事のある言葉ではないでしょうか?

犬が飼い主と離れる事により、様々な問題行動を引き起こす症状です。

ここでは

  • 分離不安になる理由
  • 分離不安に見られる行動
  • 分離不安を治すには時間をかけて
  • 分離不安にさせない

について解説します!

犬が分離不安になる理由

犬が分離不安になる原因は諸説あります。

過去の恐怖体験、コミュニケーション不足、また反対に構いすぎなど…老化も原因の1つと言われています。

分離不安に見られる行動

分離不安は

  • 無駄吠え
  • トイレ以外での排泄
  • 自分の足などを噛む(自傷行為)
  • 飼い主の留守中、部屋の中を荒らす

などの問題行動を引き起こします。

あなたの愛犬も、これらの事が当てはまったら要注意です。

時間をかければ分離不安は治る

分離不安は一度なってしまうとなかなか治りにくい症状かもしれません。

ですが、根気よく時間をかけていけばたいていの場合は治ります。

専門家や獣医に相談する事も視野に入れながら乗り越えていきましょう。

そもそも分離不安にさせない!

 犬は生後3ヶ月までは、母犬や兄弟犬と過ごすと精神的に安定すると言われています。

あまりにも早く母親から引き離された犬は、分離不安や様々な問題を引き起こしやすくなります。

ご自身が、母犬から子犬を引き離す時期を選べる立場にある場合は、生後3か月までは引き離さないと決めてください。

また、成犬になってからは、犬が飼い主に依存し過ぎない適度な距離感を保つと良いでしょう。

ケージを利用し、お互い別々の時間を持つなどして自立した関係を築く事も大切です。

犬に独りぼっちになる不安感を与えてしまう事になるので、出かける時の挨拶もやめましょう。

留守番中に吠える時の対策

留守番中に吠えてしまう犬は多いですが、飼い主が出かける時に吠えてしまっても、大抵はすぐ鳴き止むものです。

ですが、留守中ずっと鳴き続ける犬もいます。

近所迷惑にもなるし、「大丈夫なのかな…」と気になりますね。

ここでは

  • 留守番中に吠えるのは何故?
  • 留守番中に吠えなくなるしつけの方法

について解説していきます。

留守番中に吠えるのは何故?

犬はもともとは群れで生活していました。

ですから、1人で過ごす事に不安感を感じます。

留守番中に鳴く犬は、単純に1人で過ごす事に慣れていない事も多いです。

また、留守中ずっと鳴いてる場合は先ほど解説した「分離不安」の可能性があります。

留守番中に吠えなくなるしつけの方法

犬が留守中にずっと吠えてしまう場合は、少しの時間の留守番から徐々に慣らしていきます。

初めは部屋を出るだけでもかまいません。

飼い主は必ず戻って来るという事を理解させましょう。

徐々に、時間を長くしてしつけていきます。

また、ここでもクレートトレーニングが役立ちます。

クレートの中で安心できれば、留守中の無駄吠えにも効果的です。

出かける時の声掛けも良くありません。

これから1人になるという不安感を煽ってしまいます。

犬が安心して過ごせる環境を整えましょう。

犬も夜泣き?子犬の場合は環境変化による寂しさが原因?

犬も夜泣きをします。

特に家にやって来たばかりの子犬は、寂しさや不安から夜泣きしやすいです。

ここでは

  • 夜泣きの理由
  • やってはいけない事
  • 夜泣きしないようになるしつけの方法

について解説していきます。

夜泣きの理由

夜泣きの理由は犬の年齢によって異なります。

子犬の場合、家にやって来たばかりなど環境の変化による夜泣きが多いとされています。

泣く事によって寂しさや不安を訴えているのです。

成犬になると、運動不足だったり、暑い・寒いなどの気候や発情期などが関係してきます。

老犬になると認知症の可能性も含まれます。

認知症の場合は、夜泣きの他に、徘徊、昼夜逆転、排泄の失敗などの症状も現れます。

これらの症状が見られたら、獣医さんや専門家に相談しましょう。

やってはいけない事

夜泣きをする度に話しかけたり構ったりすると「泣けば構ってもらえる」と思うようになり夜泣きが悪化してしまいます。

かといって全て放置しても良い訳ではありません。

具合が悪かったりする事もあるからです。

夜泣きをしていたら、こっそりと様子を見るなどして、原因を見極めて対処する事が必要です。

夜泣きしないようになるしつけの方法

夜泣きの原因が病気や体調の問題でない場合、無視をして慣れさせます。

泣くたびに構っていては、犬は鳴けば構ってくれると学習してしまいます。

無視は根気がいりますし、「かわいそう…」と気になってしまうと思いますが、犬がひとりで眠れるようにしつけることで、後々犬のためにもなるのです。

また、ここでもクレートトレーニングが役立つでしょう。

サークルの中が安心できる場所であれば、夜泣きの解消に繋がります。

まとめ

犬の無駄吠えは飼い主にとって悩みの種です。

しかし犬は理由があって吠えているのです。

その理由を見つけ、適切に対処してあげれば無駄吠えは解消されるでしょう。

『ペットは家族』です。

まさに『家族の愛』で乗り越えていきたいですね。

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