皆さん「ポンスキー」と言う名の犬種を聞いたことはありますか?
恐らく日本ではまだ馴染みがない犬種なので初めて聞いた人も多いのではないでしょうか。
ポンスキーはポメラニアンとシベリアンハスキーを両親に持つ、ミックス犬です。
体の小さなポメラニアンと大型犬のシベリアンハスキーの組み合わせって可能なの?と思っちゃいますよね。
まったく異なる2タイプの掛け合わせがどんな犬種になるのか気になることでしょう。
そこで今回は、
- キツネっぽい犬、ポンスキーって知ってる? どんな犬なの?
- ポンスキーの成犬はどのくらいの大きさになるの?ポンスキーを飼うにはどうしたらいい?
などについてご紹介します!
キツネっぽい犬・ポンスキーって知ってる? どんな犬なの?
ポンスキーは少し前にSNS上で話題となり、日本でも「飼いたい!」と思う人が続出したようです。
話題になった犬はアメリカのカリフォルニア州で飼われている「Mya(マイア)」と言う名のワンちゃん。
このワンちゃんは毛色が赤褐色で瞳はシベリアンハスキーの澄んだブルーの目をしています。
まるで狐のような容姿に凛々しい表情と愛らしさも兼ね備えたこのミックス犬に、多くの人の心が囚われました。
- ポメラニアンとハスキーのミックス犬「ポンスキー」ってどんな犬?
- かわいいミックス犬・ポンスキーの交配方法は?
ますますポンスキーのことが知りたくなってきたのではないでしょうか。
ここでは、ポンスキーの特徴と交配方法や身体の大きさなどについて解説します!
ポメラニアンとハスキーのミックス犬「ポンスキー」ってどんな犬?
ポンスキーは純血のポメラニアンとシベリアンハスキーを交配させて意図的に作られたミックス犬です。
欧米ではこのように掛け合わせて作られた犬を「デザイナーズ・ドッグ」と呼ばれています。
近年、デザイナーズ・ドッグはこれまで見たこともないタイプの犬が誕生すると目新しさで注目を浴び、アメリカでも人気が高まっているようです。
ポンスキーも新しく掛け合わせて誕生した犬種で、一代限りの交雑種になります。
見た目は小型か中型くらいの大きさですが、シベリアンハスキーのワイルドな風貌とポメラニアンの愛らしさを兼ね備えています。
性格は両親に共通し活発で好奇心旺盛で、多くが飼い主に従順で温厚とされています。
ただし、シベリアンハスキーのやんちゃさが目立つ場合もあり、手に負えずに飼育放棄に繋がるケースも見られるそうです。
かわいいミックス犬・ポンスキーの交配方法は?
ポンスキーは小型のポメラニアンか大型のシベリアンハスキーのどちら寄りになるかによって、大きさや毛色などの見た目が変わります。
今回SNSで注目を集めたマイアの見た目は赤褐色でポメラニアンの毛色が大きく引き継がれていますが、多くはシベリアンハスキー寄りの灰褐色や黒褐色に白色の毛色となるようです。
理由として、交配において負担がかからないように母犬はシベリアンハスキー、父犬にポメラニアンという組み合わせになるため母親寄りになるからです。
母親の性質を強く出すには母犬にポメラニアン、父犬にシベリアンハスキーとする必要があります。
ただし、身体の小さなポメラニアンを母犬にすると交配時の負担によって奇形が生まれたり、母犬が命を落とす可能性あるため危険です。
こういった理由から基本的には母犬に大型のシベリアンハスキーとするのが基本となるようです。
ポンスキーの成犬はどのくらいの大きさになるの?ポンスキーを飼うにはどうしたらいい?
大きさが極端に異なる両親を持つ、ポンスキー。
ポンスキーを飼ってみたいけど、どのくらいの大きさになるのでしょうか?
また、飼うとしたらどのように手に入れられるのでしょうか。
ペットショップ?それとも輸入?そもそも日本に取り扱っているブリーダーはいるのか気になりますよね。
- ポンスキーの成犬はどのくらいになるの?
- ポンスキーを飼うにはどうしたらいい?輸入の場合の値段は?それとも里親募集はあるの?
- ポンスキーがかわいそうな理由とは?
ここでは、ポンスキーの成犬の大きさや購入方法などについて紹介します!
ポンスキーの成犬はどのくらいになるの?
ポンスキーの成犬は、体高が25~40cm、体重は7~15kgくらいになると言われています。
両親がポメラニアンとシベリアンハスキーですからどちら寄りになるかによって個体差がでます。
また、犬の寿命は体の大きさと反比例すると言われており、小さいほうが寿命は長く、大きいほど短くなるそうです。
ポンスキーの寿命は一般的に10~14年程と言われていますが、やはり大きさや飼育環境により変わってきます。
ポンスキーを飼うにはどうしたらいい?輸入の場合の値段は?それとも里親募集はあるの?
残念ながら日本ではまだ稀な犬種のポンスキー。
欲しくても手に入れる方法が難しく、恐らく日本国内で飼育している方もほとんどいないのではないでしょうか。
繁殖が難しくリスクも高いため、日本のブリーダーで取り扱っているところがほとんどないと言われています。
もしどうしても飼いたいというのであれば、海外からの輸入になります。
直接輸入するには英語力と交渉時間が必要です。
最近では輸入代行で取り扱っているとこともあるようですが非常に人気が高く、予約待ちとの情報がありました。
アメリカでの販売価格は20~30万円程となっているようですが、輸入代行だと恐らくその倍以上はすると思われます。
国内での繁殖がほぼ皆無なため、現時点では里親募集等で見かけることは残念ながらなさそうです。
ポンスキーがかわいそうな理由とは?
ポンスキーについて調べるとよく、「かわいそう」という文字が目に留まります。
理由は繁殖方法にあります。
先にも触れましたが、体格が大きく異なる両親の交配は親犬の負担にもなります。
他の犬でも言えることですが、ミックス犬は意図的に交配された品種のために奇形が生まれやすく体が弱いと言われています。
また、子に伝わる特徴は個体差が大きいため、ポンスキーといっても飼い手が望んだ特徴とは異なることも多々あります。
心無いブリーダーの場合、理想の特徴を持ったポンスキーを作るために処分してしまうなど犠牲になる犬も少なからず存在するからです。
そのため、ポンスキーが欲しいという人に対して批判的に取る人もいるようです。
私たち購入者はこういった背景もしっかり心に留める必要はありそうですね。
まとめ
今回はあまり耳にしたことのない「ポンスキー」についてご紹介しました。
成犬になってもシベリアンハスキーの子犬時代の特徴が色濃く残るポンスキー。
場合によってはきつねっぽい雰囲気になることもあり、とても魅力的ですよね。
ポンスキーを飼ってみたいという方も多いかもしれませんが、現状では日本国内では稀な存在であることも分かりました。
もしポンスキーを見かける事があれば相当ラッキーかもしれませんね!