愛犬の暑さ対策に夏服を着せる必要性はあるの?メリットとデメリットをご紹介

高温多湿の日本の夏、愛犬に少しでも涼しく過ごしてほしいですよね。

最近は、おしゃれで涼しい冷感素材のドッグウェアも増えてきました。

しかし、犬に服なんて必要ないといった意見も聞きますよね。

では愛犬に夏服を着せると、どんな効果が期待できるのでしょうか。

なぜ犬にも夏服を着せる必要があるの?

暑い夏だからこそ、夏服で愛犬を守ってあげることが必要なこともあります。

犬は汗線が足の裏にしかないため、体温調節が人間よりも苦手な動物です。

また、もともと毛が短い犬やサマーカットにした犬は、紫外線の影響を受けやすく、皮膚トラブルの原因にもなってしまうことも。

そして、室内で遊ぶ時や生理中、介護の時のマナーウェアとしても着用が必要な場合があります。

犬に夏服を着せるメリットとは?

暑い夏に服を着せて暑くはないか心配になりますよね。

夏服には夏特有のお悩みをカバーするメリットがいくつかあります。

  • 熱中症の予防
  • 皮膚トラブルの予防
  • 抜け毛の掃除が楽になる

よくこの3つが挙げられるようなので、調べてみました。

熱中症の予防

犬は人間よりもアスファルトに近く、体感温度は人間よりも高く感じます。

例えば、気温が約30℃の場合、アスファルトは約50℃になることも。

犬は汗をかけないので、暑いときは口を開けて息をして、舌から水分を蒸発させて体温を下げようとします。

しかし、気温が暑すぎると夏バテしたり、熱中症になる危険性もあります。

水を飲んだり、暑い日中を避けて散歩する他にも、夏服で涼しくなるような工夫をしてみましょう。

特にシングルコートのプードルやマルチーズなどの犬種は、熱の影響を受けやすいので気をつけてあげましょう。

皮膚トラブルの予防

夏服を着ることによって、日やけが原因の皮膚トラブルから守ってくれます。

そしてフィラリアやノミなどの虫さされからも守ることができます。

少し気をつけないといけなのが、涼しげで可愛いサマーカットです。

実は毛を切ったことにより、熱を発散させることが難しくなっている場合もあるようです。

トリマーさんに相談してみたり、上手に夏服を取り入れて、快適に過ごせるように工夫するのもオススメです。

抜け毛の掃除が楽になる

ダブルコートの柴犬やロングコートチワワなどは、春~夏と秋~冬にかけて換毛期があります。

そういった犬種は、気づいたら周りが抜け毛だらけで掃除が大変なんてことも。

夏服を着せることによって、毛の散らかりも少なくなります。

犬に夏服を着せるデメリットとは?

一見良いことが多そうですが、デメリットはあるのでしょうか。

  • 着ることがストレス
  • 毛玉ができやすくなる
  • リボンやボタン、装飾の誤飲に注意

デメリットはこの3つがよく挙げられるようなので、調べてみました。

着ることがストレス

犬によっては、慣れるまでは服を着ることを嫌がる子がいます。

  • 着た途端に固まってしまう
  • もう一度着せようと思うと嫌がる、または暴れる
  • 着るとソワソワしたり落ち着かない

このような行動が見られる場合は、服を着るのが嫌いなサインです。

ストレスが心配なので、着せる場合は少しづつ慣らしていきましょう。

かかりつけの獣医と相談してみるのもオススメです。

毛玉ができやすくなる

毛の長い犬の場合、服を着せることにより服と擦れる部分に毛玉が出来てしまうことがあります。

ブラッシングが普段以上に必要になったり、毛を切らなければいけないこともあります。

リボンやボタン、装飾の誤飲に注意

可愛らしくおしゃれなデザインにも注意が必要です。

縫い付けが甘くほつれたり、取れたりした時に、うっかり飲み込んでしまうと大変です。

服を着せる時には、何かが取れていないか、ほつれたりしていないか確認しましょう。

もし飲み込んでしまった可能性がある場合は、自己判断で処置せずに病院に行きましょう。

犬の夏服選び!クール素材・メッシュ素材などの選び方

最近はおしゃれで機能性のいい夏服がいろいろなタイプで発売されています。

犬の体温が上がらず、涼しく感じる夏服はどんなものでしょうか。

まずは機能性の違いを確認して、愛犬にぴったりな夏服を選んでみましょう。

  • クール素材:さわると冷たく感じる素材で、伸縮性のあるものが多いようです。
  • メッシュ素材:吸水性が良く、水分が蒸発しやすいのが特徴です。水分が蒸発する時に熱を奪ってくれるので涼しく感じます。
  • 遮熱:太陽の熱を反射して暑さを軽減します。
  • UVカット:紫外線をカットしてくれるので、シミなどのトラブルを防いでくれます。

いろいろ試してみて、愛犬に合うものを探すのも楽しいですよ。

酷暑!濡らせる服や保冷剤入れ付きの夏服も活用してみよう。

真夏は最低気温が25℃以上の日もあり、涼しい時間帯でもお外は暑く大変ですよね。

そんな時は、濡らしてもOKな夏服や、保冷剤用のポケットがついている夏服も暑さ対策に活躍します。

ただし、服が湿り過ぎていると、水分が蒸発しづらく蒸れてしまうので注意してくださいね。

服を濡らした時は、一度絞った方がよさそうです。

まとめ

夏服は、おしゃれだけではなく、機能的にも涼しくなる工夫が盛りだくさんです。

熱中症などの暑さからくるトラブルから守るアイテムとして必要なことも。

メリット・デメリットを考えて愛犬が着たくなる一着を選んでみましょう。

愛犬とのお出かけをより楽しむには、涼しい時間や場所を選んでみるといった基本的な対策の他にも、夏服を活用してみるのもオススメです。

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