夏のエアコン電気代は犬を飼っていると高くなる?かかる電気代と節電方法について

年々、日本の夏は暑くなりますね。

犬は人間よりも暑さに弱い動物なので、エアコンの使用は必須になります。

そこで気になる電気代と、手軽にできる節電方法を調べました。

また、愛犬のための暑さ対策グッズ、夏に気を付けるべき熱中症についてもご紹介します。

上手にエアコンを使いながら、愛犬と楽しく夏を過ごしましょう!

夏の電気代は高い?愛犬の留守番中もエアコンつけっぱなしだと1ヶ月どれくらい?

愛犬をお留守番させる時もつけっぱしにすると、電気代はどれほど高くなるのか気になりますよね。

部屋の広さにもよりますが、エアコンを使用しない時期に比べると、日中のお留守番でもエアコンを使用した場合の電気代の総額は1.4倍~1.5倍かかるようです。

月の電気代の例として、一人暮らしなど6畳~8畳の部屋で5000円前後、リビングなど15畳ほどあると13000円前後だという声もあります。

日中不在でエアコンを使用していないお家と比べると、電気代は目安として7000円前後かかるようです。

電気代を安くするには?エアコンの効率的な節電&犬に優しいおすすめの対策方法!

 夏はエアコンをつけっぱなしにして電気代は大丈夫?と心配される人は多いしょう。

実はエアコンはこまめにけすよりも、つけっぱなしの方が節電になります。

ただ、エアコンだけに頼りすぎるのは犬のためにも良くありません。

そこで4つのおすすめの対策を集めました。

ぜひ取り入れてみてください!

  • 扇風機・サーキュレーターを使うと効率的に温度を下げられる
  • カーテン・ブラインドなどで直射日光を遮ると温度が上がりにくい
  • 犬用のクールマット・ペット用エアコンなどを活用して暑さ対策
  • 電気料金のプランを見直して新電力に乗り換える

電気代の節約にもなり、犬のためにも優しい方法です。

扇風機・サーキュレーターを使うと効率的に温度を下げられる

エアコンは下の方が効きやすく、床が冷たくなることもあります。

扇風機サーキュレーターを合わせて使うことで空気が循環し、効率的に部屋全体の温度を一定に保つことができます。

また、下に冷気が溜まらないことで、愛犬の体が極端に冷えることも避けられます。

カーテン・ブラインドなどで直射日光を遮ると温度が上がりにくい

直射日光があたると温度が下がりにくく、エアコンは頑張って動くことになります。

温度が下がりにくいと電気代も上がり、愛犬の体調にも心配が出てきますね。

カーテンブラインドなどを閉めたり、緑のカーテンを試してみたりするのも良いでしょう。

きゅうりやゴーヤは愛犬と一緒に食べることもできるので、一石二鳥かもしれません!

ちなみに、野菜を与える場合は少量からはじめ、体に合わないワンちゃんもいることを考えて適量を注意しながらあげてください。

犬用のクールマット・ペット用エアコンなどを活用して暑さ対策

犬が少し暑いと感じた時にクールマットがあれば、そこに乗ることで自分で温度調節ができるようになります。

クールマットにはジェル製のものや、石やアルミの板など冷感効果のある素材の板などがあります。

ジェルや保冷剤が入ったものは中身が出てきてしまう恐れもあるので、噛み癖のあるワンちゃんは避けた方が無難です。

愛犬が夏場、エアコンで体調を崩しやすいならペット用クーラーを試してみるのも良いでしょう。

エアコンは乾燥しやすいので、加湿機能がついているものを選ぶと乾燥防止にもなりますね。

クール素材の洋服やバンダナもありますので、嫌がらなければお散歩に使用するのもいいかもしれません。

電気料金のプランを見直して新電力に乗り換える

 電力自由化を利用し、自分に合った電気料金のプランに変更するのも、無理せず電気代を節約できる方法です。

ペットを飼っている人用のプランや、ペット割引がある会社もあるので、いろいろ比較して検討してみましょう!

犬の適正温度は?エアコンの使用で気を付けるポイント

 犬の体温は人より高く、多くの犬種が毛におおわれています。

人が過ごしやすい温度より少し低めが良いとされていますが、エアコンに頼りすぎると他の心配事も出てきます。

ここでは気を付けるポイントをご紹介します。

  • 室温は25℃~27℃が目安
  • 広めの場所と水分の用意が大切

愛犬のために覚えておきたいことです。

順に見ていきましょう。

室温は25℃~27℃が目安

あくまで目安ですが、室温の設定は25℃~27℃といわれています。

これは犬の体格や年齢によって変わりますので、28℃でも過ごしやすいワンちゃんもいるでしょう。

犬も風邪をひいたり、自律神経が乱れて起こるクーラー病になることがあります。

愛犬の様子をよく見て、温度を調節したり暑さ対策グッズを与えてあげてください。

広めの場所と水分の用意が大切

犬は自分でエアコンの温度を調整することができません。

お留守番をさせる時は、過ごしやすい場所を自分で選んで体感温度を調節できるような環境があると良いですね。

お留守番は広めの部屋でさせ、冷気を避けたい時に入れるハウスや、少し暑い時に使えるようクールマットを設置しておくのも良いでしょう。

また、エアコンを付けていると乾燥しやすいので、いつでも水分補給ができるようにしてあげることも大切です。

いつからドライや冷房を使うのか?エアコンなしでも良い基準は?

 エアコンを使いだすタイミングは悩みどころです。

冷房にするのか、またはドライでも良いのかも迷うことでしょう。

冷房とドライの使用基準についてあげてみます。

  • 暑さ対策グッズで犬が快適に過ごせていればエアコン不要
  • 犬は湿度にも弱い!湿気対策にドライも有効
  • 5月~7月には冷房を使おう

エアコン使用時期の順番にチェックしていきましょう。

暑さ対策グッズで犬が快適に過ごせていればエアコン不要

愛犬がいつもと様子が変わらず元気なら、まだエアコンは必要なさそうです。

ペット用クーラーだけでも十分な場合もあるので、暑さ対策のクールマットなどを順に与えながら、様子を見ると良いですね。

犬は湿度にも弱い!湿気対策にドライも有効

犬を飼っている場合の湿度は40%~60%が目安です。

エアコン使用時には乾燥にも注意する必要がありますが、湿度が高く夏本番前の梅雨の時期などは、ドライを使用するのも良いでしょう。

湿気があるとご飯も傷みやすくなりますので、食中毒対策も油断しないようにしたいものです。

ちなみに、電気代としてはドライよりも冷房の方が安くなるようです。

5月~7月には冷房を使おう

最近の日本では、5月でも夏日になることがあります。

急な気温上昇がある場合は冷房を付けた方が良いでしょう。

節約したいからといって、「8月に入ったらエアコンを付けるけど、それまでは付けない」など決めたりせず、遅くとも7月中にはエアコンを使用することをおすすめします。

夏は愛犬のためにエアコン冷房が必須!室内飼いだからこそ熱中症対策を

犬も熱中症になりますし、部屋の中でも起こります。

愛犬の体調不良を見逃さないために、3つのポイントを押さえておきましょう。

  • 熱中症の症状を覚えておこう
  • 熱中症になりやすい犬種
  • 熱中症に注意したい犬の特徴

もしも熱中症を疑う症状が出た場合は、すぐに応急処置をして病院へ行ってください。

飼い主さんができる応急処置は、涼しい場所で愛犬の体を冷やすことです。

太い血管がある脇の下や太もも、頭と首筋やのど、お腹などに氷のうや保冷剤を当ててあげます。

そばに氷や保冷剤がなければ、水や濡れたタオルで体を冷やしても良いです。

冷やしすぎにも注意しながら、水が飲めそうなら飲ませます。

では、危険な熱中症についてもう少し詳しく確認しましょう。

熱中症の症状を覚えておこう

熱中症は急に起こるので、とても危険です。

何より予防が大切ですが、熱中症がどんなものかは覚えておきたいですね。

息の仕方では、息が荒くハァハァと舌を出して苦しそう、肩で息をしている、などの症状あります。

体を変化では、舌が赤黒い、目が充血している、などの症状が現れることがあります。

チアノーゼといい、舌や歯ぐきが青っぽくなっている場合は、一刻も早く応急処置をしながら病院へ向かってください。

愛犬の様子がぐったりしている、呼びかけに反応しない、なども危険な状態です。

いつもより元気や食欲がない、よだれが多い場合も熱中症の可能性があります。

熱中症になりやすい犬種

より暑さの影響を受けやすい犬種もいます。

短頭種といわれる鼻が短い犬種は呼吸が上手にできません。

手足が短い種類はアスファルトなどの熱気を感じやすいので、お散歩には注意しましょう。

もともとは寒い地方に住む犬種は、寒さに強い厚い被毛を持っています。

そんな犬には、日本の夏は厳しいでしょう。

熱中症に注意したい犬の特徴

犬種に問わず、夏バテ気味などで体力が落ちていると、熱中症になる危険性も高まります。

 肥満気味や筋肉質なワンちゃんは、脂肪や筋肉の分だけ体温が下がりにくいといわれています。

1才までの子犬(パピー犬)、7才以上の老犬(シニア犬)も気温の影響で体調を崩しやすく、熱中症になってしまうととても危険なので少しの変化にも気付いてあげたいですね。

まとめ

夏の暑さは犬にとって過ごしにくいだけでなく、時に危険なものです。

エアコンを使うことで暑さから愛犬を守ることができるので、上手に活用していきましょう。

愛犬の暑さ対策グッズだけでなく、電気代を節約する基本的な方法も忘れずに。

エアコンのフィルターの掃除など、手入れをすることで電気代を節約できます。

また、古いエアコンも電気代が高くなる原因になり得ます。

エアコンが長く使っているエアコンなら、思い切って省エネ機能が充実しているものに買い替えてしまうのも、長い目で見れば節約になるかもしれません。

我慢ではない節電対策で、愛犬と快適に過ごせるようにしてくださいね。

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