愛犬が気持ちよく眠っている姿を見ると本当に癒されますよね。
でも、あまりに寝てばかりの様子に「これは普通なんだろうか?」と不安になることはありませんか?
特にトイプードルのような愛玩犬と言われる犬種の場合、よく寝ている姿を見かけるかもしれません。
犬の適切な睡眠時間とはどのくらいなのでしょうか?
また、大抵どのように一日を過ごすものなのでしょうか?
犬、特にトイプードルの適切な睡眠時間や生活サイクルについてご紹介します。
犬の適切な睡眠時間はどのくらい?トイプードルの場合は?
睡眠は、健康を保つのに欠かせないものです。
愛犬の睡眠が体にいいものなのか悪いものなのか、また異常があるものなのか気になりますよね。
犬は基本的にはよく寝る生き物ですが、適切な睡眠時間とはどのくらいなのでしょうか?
- 犬の睡眠時間はどのくらいがいい?トイプードルの場合は?
- よく寝る犬は長生きって本当?よく寝る犬の寿命について
- 犬の睡眠時間が短いけど大丈夫?理由と対策とは
- 【トイプードルの寝る場所】犬が床で寝るのはなぜ?快適な睡眠のための寝床とは?
- 【寝てばかりの犬・子犬】食欲はある?元気がない?考えられる病気や理由
愛犬の快眠のために、早速見ていきましょう。
犬の睡眠時間はどのくらいがいい?トイプードルの場合は?
成犬の平均睡眠時間は、12~15時間と言われています。
健康な犬でも一日の半分は寝ているということですね。
犬は、浅い眠り(レム睡眠)の割合が多いため睡眠時間が長くなると言われています。
睡眠時間は犬の体格や年齢によって違いがあり、大型犬ほどよく寝る傾向があるようです。
それには大型犬の方が体を動かすのにたくさんのエネルギーを使ううえ、回復にも時間がかかるという理由があります。
また子犬の時期や体が衰えてくる老犬にも長い睡眠時間が必要です。
トイプードルはよく寝る、寝るのが好きという話を聞くことがありませんか?
トイプードルのような愛玩犬は作業犬と違い、散歩や遊ぶ時間以外は横になっていたりゆっくり過ごすためよく寝ているように見えるのかもしれません。
トイプードルは小型犬ではあるものの、平均で14時間ほど眠るという情報もあります。
愛玩犬の中では活発な犬だからなのかもしれませんね。
とはいえ必要な睡眠時間は犬それぞれでもあり、日によっても違うこともあるようなので普段の愛犬の様子を観察して判断することが必要かもしれません。
よく寝る犬は長生きって本当?よく寝る犬の寿命について
「よく寝る犬は長生きする」と耳にすることがあるかもしれません。
しかし、よく寝ることが長生きの秘訣ではないようです。
質の良い睡眠だけでなく、日中の過ごし方・過ごしやすい環境・良い食事が長生きにつながっていくと言われています。
あまりにも寝すぎる場合には病気が隠れているかもしれないことも覚えておくといいかもしれません。
また、留守番が長いなど他にやることがないので寝ているという場合もあり、暇すぎて苦痛と感じていることもあるようです。
長い時間一匹にさせている場合には、帰ってきたらしっかり散歩をしたり遊んであげたりしましょう。
犬のデイケア施設やペットシッターサービスを活用するといった方法もいいかもしれません。
犬の睡眠時間が短いけど大丈夫?理由と対策とは
犬の場合は人間と違い、一度にまとめて寝るという睡眠の取り方ではないようです。
浅い睡眠を分割して取っているという感じのようで、一日の合計で12~15時間ほど取れていれば問題はないと言われています。
しかし、なかなか寝ないということがあるかもしれません。
人間と同じで犬の場合も睡眠不足になると食欲が落ちる・気が立って吠え流・気分が塞ぎ込むといった不調を訴えるようです。
また、睡眠不足から免疫が落ち病気につながることもあるので注意が必要ですね。
寝ない理由としては
- 運動不足で疲れていない
- 遊びに夢中になっている
- 直前まで遊んでいて興奮している
- 落ち着かない環境
- 痛みやかゆみ、病気
- 認知症
などがあげられます。
まず愛犬に他に何か異変がないかよく観察しましょう。
食欲や元気がない場合にはなんらかの病気の可能性があり、呼吸が苦しく横になれないといった症状もあれば緊急性が高くなります。
様子見をせず、すぐに受診してください。
食欲や元気があり寝ない日が何日も続いているわけでないなら一過性の可能性が高く、大抵は問題ないようです。
日中にしっかり遊ぶ・散歩の距離や回数を増やす・知育玩具を使うなど、適度に疲れさせる必要があります。
また子犬のように遊びに夢中になってしまう場合には、遊ぶ時間と寝かせる時間を決めて管理してあげることが必要になるでしょう。
トイプードルのように飼い主さんのそばにいることを好む犬種は、遊んだ後リラックスするまで飼い主さんの横で寝させるという方法がいいかもしれません。
周囲で普段と違うことがないか振り返り、安心できるように工夫してあげることが必要な場合もあります。
優しく撫でてあげると安心できるかもしれません。
旅先や引っ越しの場合には、いつものベッド・飼い主さんの匂いのついたタオル・一緒に寝ているぬいぐるみなど安心できるものを用意してあげてください。
老犬の場合、認知症の可能性も出てきます。
飼い主さんの生活にも支障を来たしかねないので、獣医さんに相談してみてください。
【トイプードルの寝る場所】犬が床で寝るのはなぜ?快適な睡眠のための寝床とは?
囲われた静かな場所・暗くて狭い場所など落ち着ける場所に寝床を作ってあげましょう。
飼い主さんの気配が感じられる場所がいいようです。
特にトイプードルは、大好きな飼い主さんの近くが安眠できる場所のようです。
いくつか寝床を用意してあげるのもいいかもしれません。
犬はふかふかした場所が大好きです。
犬用ベッドはもちろん、タオルやTシャツなどの古着を重ねてベッドにするのもいいですよ。
またトイプードルのようにアンダーコートを持たない犬種や、子犬・老犬は寒さに弱いので、保温効果の高いベッドや毛布を用意してあげましょう。
犬は綺麗好きなので、寝床は清潔に保ってあげるようにしてくださいね。
犬は寝心地の良い場所を探すのが得意なので、「風通しが良くて気持ちがいい」「日が当たって気持ちがいい」といった理由から床で寝ることがあるようです。
フローリングの床だと、冷たくて気持ちがいいというのもあるかもしれませんね。
「伏せ」の格好で寝ているなら、周囲の物音を警戒しているのかもしれません。
床で寝ていても基本的には心配いらないようです。
【寝てばかりの犬・子犬】食欲はある?元気がない?考えられる病気や理由
老犬になると、どうしても寝てばかりになるでしょう。
明らかに普段よりよく寝ている・散歩まで嫌がるといった場合には体調不良が疑われます。
また、引っ越しなど環境が変わったストレスで疲労が溜まっているという場合もあるようです。
食欲はあるという場合には、環境の変化によるストレスや老化が原因かもしれません。
甲状腺機能低下症やクッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)といった病気の場合にも、寝てばかりいるという症状が見られるようです。
他に見られる症状には皮膚疾患や水を飲む量・おしっこの回数や量が増える、動作が鈍く表情が乏しいというものがあります。
早期発見早期治療で症状を和らげることができる病気なので、異変を感じたらすぐに獣医さんに相談してください。
関節や皮膚、内臓などに痛みがあって動けないという場合もあります。
触ったり抱き上げたりした時に唸ったり歯をむき出したりしていないか、出血や嘔吐はないか・拾い食いや誤飲の心当たりはないか確認しましょう。
子犬はよく寝るものですが、なんとなく元気がないように見えたり寝てばかりいると感じるなら低血糖症が考えられます。
元気よく食べていたのに突然食欲がなくなる、下痢や嘔吐といった症状も見られるようです。
飼育環境が変わったストレスが引き金になることが多いようで、特に怖がりな小型犬の子犬に多いとも言われています。
すぐに獣医さんに相談してください。
トイプードルの一日の過ごし方とは?睡眠・散歩・遊びの生活サイクルについて
犬、特にトイプードルなどの室内犬の一日はどのように過ぎていくのでしょうか?
- 犬の一日の時間は人間と違う?犬の時間の感じ方と一日のルーティン
- 散歩は1日1回?しすぎ?いらない?トイプードルの適切な散歩と嫌がる場合の理由や対処法
- 生活サイクルに変化が訪れる時!4ヶ月の子犬の過ごし方
犬の生活サイクルについてまとめてみました。
知っておくと愛犬が快適に1日を送るのに役立つかもしれません。
犬の一日の時間は人間と違う?犬の時間の感じ方と一日のルーティン
犬の寿命から考えて、犬は1日を7時間周期のリズムで生きているのではないかと言われています。
また人間にとっての1時間は犬にとっては4~5時間に相当するという説もあり、どちらにせよ人間にとっては少しの時間も犬にとってはとても長く感じるということがわかりますね。
犬は食事・排泄・睡眠・運動(遊び)を毎日繰り返す生活を送ります。
食事は一般的な子犬で1日3回以上、成犬で1日1〜2回と言われていますが犬種やサイズなど個体差にもよるので獣医さんに相談してみるといいかもしれません。
生後3ヶ月を超えた子犬は2~4時間おき、成犬は1日3~5回くらいの排泄のようです。
散歩をすることで運動(遊び)と排泄をこなすなど組み合わせてルーティンを決めることもできます。
犬は習慣を好むので、ルーティンを決めスケジュール通りにこなすことで安心するようです。
またこのように習慣化することは飼い主さん側にとってもストレスを軽減することになるそうですよ。
散歩は1日1回?しすぎ?いらない?トイプードルの適切な散歩と嫌がる場合の理由や対処法
トイプードルにも散歩は必要です。
トイプードルは水猟犬がルーツでもあり、パワフルな犬なのでそれなりの運動量が必要と言われています。
遊び好きな子が多いのでその気持ちを満たすためにも散歩が大切になってくるでしょう。
また、散歩は飼い主さんとのコミュニケーションツールとして優秀なのだそうですよ。
1回15~30分程度の散歩を2回~数回行うのが良いようです。
個体差があるので愛犬の様子を見ながら、時間を調節したり回数を増やしたりしてみてください。
関節などへの負担を考え、1回の散歩が長時間にならないようにしましょう。
また短い時間から初めて徐々に時間を増やすようにもしてくださいね。
活発な子が多いトイプードルですが、散歩に行きたがらないということもあるようです。
足にケガをしていたり関節痛や体調不良といった理由が考えられるので、体を触ったりして確認してあげてください。
トイプードルは警戒心の強い犬でもあります。
お散歩コースやその周辺に嫌がるものがないか、知らない犬に吠えられた・知らない人に触られたなど嫌な思いをしたことはなかったかチェックしてみてください。
嫌がるスポットや経験があるなら、お散歩コースや時間帯を変えてみるのがいいかもしれません。
リードをつけるのを嫌がっている場合には、徐々にリードに慣らせていくようにしてください。
家の中でのお散歩練習もおすすめです。
また、首輪やハーネスのサイズが合っているかも確認しましょう。
散歩の時に歩かせるためとはいえ強く引っ張りすぎると散歩嫌いになってしまう可能性があるので気をつけてください。
老化によって体力的に限界なこともあるので、よく観察して散歩の量やコースを調整するようにしましょう。
生活サイクルに変化が訪れる時!4ヶ月の子犬の過ごし方
犬の生後4ヶ月はとても変化の大きい時期です。
2回のワクチン接種が終わり散歩デビュー・ドライフードへの切り替えなど、節目となる時期と言えるかもしれません。
体力がついてきたり、知能の発達が盛んで遊ぶ時間が増えたりして徐々に睡眠時間が減リはじめます。
とはいえ子犬の成長もそれぞれ違うので遊ぶ時間や睡眠時間、散歩の慣れ方にも違いがあるでしょう。
愛犬の健康に目を配りながら、見守ってあげてください。
まとめ
犬の適切な睡眠時間や一日の過ごし方についてご紹介しました。
睡眠時間が長く、人間より早い時間を過ごしている犬。
ちょっと待たせているつもりがすごく待たせていたとは…
一日一日、一分一秒愛犬との時間を大切にしたいものですね。
睡眠時間や一日のサイクルも、犬それぞれで違うもの。
愛犬のペースを見極められるようにしていきましょう。
そうしている内に愛犬との絆もどんどん強まっていきそうですね。