愛犬の心の中を覗いてみたいと思ったことはありませんか?
飼い主さんが愛情を注いでいても、それが犬に伝わっているのか不安になることもありますよね。
また日々の忙しさで、甘えてくる愛犬に十分応えてあげられないと、犬が愛情を感じなくなるケースがあるようです。
飼い主さんに愛されていないと感じてしまった犬は、情緒不安定になり、様々な症状が現れます。
犬は問題行動を起こす前に、愛情不足のサインを出していると考えられています。
今回は、犬の愛情不足から起こる症状や問題行動、対策方法を解説していきます。
・日々動物のことについて調べまくっており、犬猫の健康にかかわる情報を収集するのが得意!
・小さいころから動物が大好きで毎年動物愛護団体への募金も行っています。
犬の愛情不足のサインを見逃さないために知っておきたいこと
愛情を受けて育った犬は、飼い主さんに心を開いて信頼関係が深まっていきます。
すると、犬も飼い主さんに愛情を返そうとして、いろいろな仕草を見せてくれます。
逆に、飼い主さんからの愛情を感じられない犬にも異変が起こります。
十分にコミュニケーションが取れないことで、犬が愛されていないと思ってしまうのだそうです。
愛情不足は、犬にとってストレスになり、深刻な状態になってしまう可能性があります。
- 飼い主が大好きな犬の特徴は?
- 犬の愛情が冷めてる⁈愛情の伝え方とは?
- 犬が幸せだと感じた時や愛してる人に見せる仕草とは?
ここでは、犬の愛情不足のサインに気づくためのポイントを説明します。
飼い主が大好きな犬の特徴は?
犬は、甘えん坊で飼い主さんに忠実なイメージが強く、飼い主さんのことが大好きな気持ちを、全力でアピールしてくれますよね。
帰宅した飼い主さんを玄関でお出迎えしてくれたり、一緒に寝ようとしたり、とにかく飼い主さんに寄り添ってきます。
また、犬特有の匂いを嗅ぐことも、好意の表れと言われています。
犬の弱点であるお腹を見せてくるのも、飼い主さんが大好きな証拠であると考えられます。
犬の愛情が冷めてる⁈愛情の伝え方とは?
飼い主さんの愛情表現がうまく伝わらず、犬が冷めているのではと心配になることがあるようです。
近づいたら顔や体の向きを変えてしまう、呼んでもすぐに来ない、あくびをするという行動が見られたら、飼い主さんに馴染めていないのかもしれませんね。
愛情の伝え方や受け取り方には個人差があるので、まずは愛犬の性格を見極めることが大切です。
構ってくることが苦手な子に無理やり近づいたり、一緒に遊ぼうとしても、犬は嬉しくはないでしょう。
愛犬に愛情を伝える時は、褒め言葉をかけてあげてください。
飼い主さんが嬉しい気持ちを言葉にして伝えると、犬にも喜びが伝わって愛情を感じるようになるのだそうです。
ただし、大声を出すことは避けましょう。
犬が幸せだと感じた時や愛してる人に見せる仕草とは?
犬は、嬉しい時や楽しい時に尻尾を振りますよね。
特に幸せを感じている時は、高い位置で思い切り振ってくれるので、分かりやすいです。
また、飼い主さんの顔を舐めてくるのも、犬が幸せを感じているからだと言われています。
飼い主さんの横で仰向けに寝ている場合は、完全にリラックスしている状態になっています。
大好きな飼い主さんのそばで寝ている時は、警戒心もなく安心していて、幸せなのでしょう。
愛情不足の犬に見られる症状
犬にとって愛情不足は、ストレスになり心身の不調の原因となります。
人間と同じように犬にも心の病があり、進行すると日常生活に支障をきたします。
そのため、飼い主さんがいち早く愛犬の異変に気づくことが大切ですね。
- 犬が寂しい時のストレスサインとは?
- 寂しい思いをしている犬がかかりやすい病気
- 幸せな犬と愛されなかった犬の違いは?
愛情不足の初期症状について、具体的に説明しますね。
犬が寂しい時に出すストレスサインとは?
犬が寂しさや不安を感じると、悲しそうな表情になると言われています。
飼い主さんをじっと見つめていたり、無駄吠えが多くなったと思ったら、ストレスサインかもしれません。
さらにお留守番をしている間に、寂しさを紛らわすため家具などを壊してしまうケースもあるようです。
飼い主さんの愛情を感じている犬は、お留守番中でも大胆な破壊行動はありません。
犬が情緒不安定になっていると思ったら、一緒に過ごす時間を作ったり、お散歩や運動でストレスを発散させてあげてくださいね。
寂しい思いをしている犬がかかりやすい病気
犬は、寂しさや不安からストレスを感じると、同じ行動を繰り返す「常道行動」が見られます。
これは不安障害の1つで、同じ場所を歩き続けたり、体の一部をひたすら舐めているなどの症状が表れます。
お留守番が多い、飼い主さんとのコミュニケーションが十分ではない、運動不足などが原因と考えられています。
重症化すると、不安分離症を発症する可能性もあるので、十分注意してください。
また初期の場合、あくびや地面の匂いを嗅ぐといった、ストレスサインと気づかない仕草も見られます。
もし、愛犬の行動に違和感を感じたら、迷わず獣医さんに相談してみましょう。
幸せな犬と愛されなかった犬の違いは?
例えば、愛情不足の犬と幸せな犬の行動の違いは、飼い主さんが外出する時に表れます。
愛情不足の犬は、出かけようとする飼い主さんの後を追ったり、吠えてしまいます。
一方幸せな犬は、飼い主さんが戻ってくることが分かっているので、黙って見送るようです。
飼い主さんとの信頼関係が築けているので、安心感からこのような行動になると考えられています。
犬が噛むようになったのは愛情不足が原因⁈
犬が吠えることは自然な行動ですが、噛むようになったら困ってしまいますよね。
犬の愛情不足による問題行動で最も多いのは、飼い主さんを噛むことです。
その時の飼い主さんの反応によって、「噛めば構ってくれる」と勘違いすることもあるのだそうです。
犬が噛んだら、大声でることは避けて無反応で対応してください。
- 愛情が足りない犬が起こす葛藤行動とは?
- 犬が飼い主さんを信用していない⁈
では、具体的に説明していきます。
愛情が足りない犬が起こす葛藤行動とは?
愛情不足が原因でストレス状態が続くと、いつもと違う行動をとるようになります。
例えば、起きたばかりなのに何度もあくびをしたり、急に自分の尻尾を追いかけるように回り始めるなど。
これらは葛藤行動と呼ばれ、欲求不満状態の時に表れます。
ストレスの原因が愛情不足であると気づいてあげることや、生活環境を変えてみると改善されるかもしれません。
それでも気になる場合は、一度獣医さんに相談してみましょう。
犬が飼い主さんを信用していない⁈
飼い主さんが愛情をアピールしても、愛犬に伝わらず悩んでいることはありませんか?
犬は信用していない人には、名前を呼ばれてもそばに来ないのだそうです。
信用していない人の指示には従わないと頑固になっているのでしょう。
それが飼い主さんだったら、ショックですよね。
愛犬に信用してもらうには、その時の気分次第で接することはやめましょう。
機嫌がいい時だけ遊んだり、お散歩に連れていっても、愛犬は困惑するだけです。
まとめ
犬は、寂しさや要求を言葉で伝えることができません。
だからこそ、飼い主さんが愛犬をよく見てあげることが、愛情を伝える第一歩です。
表情や変わった行動を見逃さず、犬の気持ちを理解してあげてください。
飼い主さんが愛情を注ぐと、愛犬も返そうとしてくれます。
こうして絆を深めていくことが、理想的ですね!