日本犬の代表といえば「柴犬」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
柴犬は賢そうな顔つきと愛嬌のある表情のどちらも持ち合わせ、くるんと丸まった尻尾がとても可愛らしいですよね。
また、最近では日本国内に限らず海外でも人気が高まっていると聞きます。
そんな柴犬ですが、毛の抜け変わる時期である「換毛期」に対する悩みが割と多いようです。
そこで今回は、
- 柴犬の夏毛と冬毛はいつから変わるの?換毛期について教えて!
- 柴犬の冬毛が生えない!換毛期ならではの毛が生えない悩みと抜け毛の対策について
などについてご紹介します!
柴犬の夏毛と冬毛はいつから変わるの?換毛期について教えて!
季節の変化と共に人間が衣替えをするように、基本的に犬の毛も生え変わる時期があります。
犬にはオーバーコート(上毛)だけの「シングルコート」の犬種と、オーバーコートとアンダーコート(下毛)の両方を持つ「ダブルコート」の犬種があります。
柴犬の毛は「ダブルコート」に属し、年に2回フワフワのアンダーコートの方だけが生え変わる「換毛期」があります。
では、柴犬の毛の抜け変わりはいつ頃あるのでしょうか。
- 柴犬の毛の生え変わりはいつ?何月に換毛期があるの?
- 柴犬の子犬の毛の生え変わり時期はいつ?
- 柴犬は換毛期にイライラしやすいって本当?
ここでは、柴犬の換毛期について解説します!
柴犬の毛の生え変わりはいつ?何月に換毛期があるの?
犬の換毛期は年に2回、春と秋にあります。
春は7月頃から、秋は11月頃から約1か月ほどかけて古い毛と新しい毛が生え変わります。
ただし、住んでいる地域や環境によっても多少ずれることがあります。
夏毛に生え変わる換毛期は、過酷な夏を迎えるために大切な準備になります。
柴犬は比較的皮膚疾患にかかりやすい犬種と言われています。
梅雨の時期に古い毛が残っていると蒸れにより、思わぬ皮膚トラブルを招く可能性が高まります。
そのため小まめなブラッシングをし、毛の生え変わりを助けてあげる必要があります。
柴犬の子犬の毛の生え変わり時期はいつ?
子犬の場合は、生後3か月頃から成犬になるための毛皮に生え変わります。
1歳になる頃までに生え変わりを終えるので、子犬を迎えた頃からブラッシングを習慣づけた方が良いでしょう。
新しい環境に慣れないうちはブラッシングやシャンプーを嫌がるかもしれません。
嫌がるようであれば無理強いはせずに、少しづつ遊びを通して慣れさせるようにしましょう。
また、子犬の肌はまだ柔らかいので目の粗いコームを使ったり、肌を気づ付けないように優しくブラッシングをするように心がけてくださいね!
柴犬は換毛期にイライラしやすいって本当?
柴犬に限らず、換毛期の犬はイライラしたり機嫌が悪くなる傾向にあるようです。
毛の生え変わりにより痒みが生じたり、毛繕いによる体力の消耗などが原因と考えられます。
また、柴犬は比較的に皮膚トラブルが多い犬種でもあります。
毛の抜け変わりによりむず痒いと感じた場合、肌を引っ搔き回し傷つける恐れがあるので心配ですよね。
対策としてはやはり、小まめなブラッシングが有効です。
飼い主さんによるブラッシングで毛の生え変わりを促すとともに、ワンちゃんとスキンシップを取ることができるのでストレス発散になるでしょう。
特に換毛期には大切なワンちゃんがストレスを感じていないか、よく観察して下さいね。
柴犬の冬毛が生えない!換毛期ならではの毛が生えない悩みと抜け毛の対策について
さて、犬の換毛期の時期と大切さについては分かったかと思います。
ただし必ずしも換毛期に上手く毛が生え変わるとは限りません。
犬の毛の抜けすぎや逆に生え変わらないことに対する不安など、飼い主さんの悩みは多いかもしれません。
- 柴犬の換毛期がこない!冬毛にならない理由は?換毛期がずれることも!
- 柴犬の夏毛がスカスカ!換毛期の抜け毛がひどい!抜け毛の多い犬の対策は?
- 柴犬の毛が抜ける病気ってあるの?
ここでは、飼い主さんの換毛期ならではの悩みについて、その理由と対策をお伝えします!
柴犬の換毛期がこない!冬毛にならない理由は?換毛期がずれることも!
基本的にダブルコートの柴犬は、春と秋の年に2回換毛期を迎えます。
一方、シングルコートの犬は何月に抜け変わるという時期はありません。
上毛だけのシングルコートの犬は年を通して徐々に生え変わります。
ダブルコートの犬でも換毛期が無かったり、時期がずれたりすることもあります。
同じ日本国内でも季節の変化が違うので、住んでいる地域によって異なることが考えられます。
また、年中室内にいる時間が長かったり、外界の刺激が少ない生活をしていると毛の抜け変わりの反応も鈍くなるようです。
夏になっても冬毛が残っていると湿気がこもり、皮膚トラブルの原因になります。
逆に、冬になっても新しい毛が生えず、スカスカの状態だと風邪を引いてしまうでしょう。
換毛期を迎える要素として、一定の温度が保たれた室内環境ばかりで過ごすのはよくありません。
お外で適度な日光浴や気温の変化を感じさせることが大切になります。
犬の散歩にはこうした季節の温度変化を感じさせ、適切な換毛期を迎えるための大切な役割があるんですね。
柴犬の夏毛がスカスカ!換毛期の抜け毛がひどい!抜け毛の多い犬の対策は?
ダブルコートを持つ柴犬は比較的、抜け毛が多い犬種と言われています。
年に2回の換毛期があるので、この時期には特に抜け毛に悩まされるかと思います。
柴犬が夏毛に生え変わる頃にはアンダーコートが抜け落ち、オーバーコートだけになります。
そのため冬のモフモフ感はなくなり、すっきりスカスカの状態になる子もいるでしょう。
これは蒸し暑い夏を迎え、皮膚トラブルを防ぐためには大切な事でもあります。
綺麗に生え変わるためには、飼い主さんによるブラッシングやシャンプーなどのお手入れが大切です。
対策として、少なくても1日に2回程度はブラッシングをしてあげましょう。
ブラッシングが足りないと、アンダーコートがオーバーコートに絡まりみすぼらしい姿になってしまいます。
また、シャンプーをすることで無駄な毛や汚れを落とすだけではなく、新陳代謝を促し毛の生え変わりも良くなります。
小犬のころからシャンプーやブラッシングを習慣づけるようにするといいですね!
あまりに抜け毛が酷いようであれば、お手入れしやすいようにサマーカットにするのもいいでしょう。
また、カーペットのお掃除が大変ということであれば、ワンちゃんに服を着せるのも有効な対策になります。
柴犬の毛が抜ける病気ってあるの?
換毛期とは別の理由で毛が抜ける場合、病気の可能性があります。
柴犬は皮膚トラブルになる事が割と多いと言われています。
原因は様々ですが、主にアトピー性皮膚炎、アレルギー、膿皮症、感染性皮膚炎、カビ又は細菌によるものなどが考えられます。
その他、内分泌疾患が原因で抜け毛が生じることもあります。
換毛期の毛の抜け変わりと異なると感じた場合、早めに獣医師に相談するようにしましょう。
まとめ
柴犬の換毛期は年に2回、春と秋にあることが分かりましたね!
また、犬の換毛期は蒸し暑い夏を迎えるためと、冬の寒さを乗り越えるための大切な衣替えの時期でもあります。
換毛期には少なくても1日2回以上のブラッシングをすることで、綺麗な毛の生え変わりを手助けしてくれます。
お散歩やブラッシングをすることが、ワンちゃんの適切な換毛期を迎えるために重要な意味があることも分かったかと思います。
大切なワンちゃんが健康に過ごせるように、見守ってあげてくださいね!