犬を飼っていると、毎日の散歩はかかせませんよね。
夏の暑い日も、冬の乾燥した日も、散歩は犬にとって大好きな時間のひとつです。
ところで散歩中に犬が舌を出して暑そうに呼吸してませんか?
「のどが渇いたのかな?」
「お水あげたほうがいいのかな?」
暑い日だと「もしかして熱中症?」って心配になりますよね?
ここでは、そんな飼い主さんの疑問を解消する、犬の散歩中の水分補給や種類、便利グッズなどを紹介していきます。
犬の散歩中の水分補給は軟水が一番?水以外に飲ませていいものは?
飲ませるお水は、基本は軟水がおすすめです。
硬水はミネラルがたくさん含まれていて、日常的に飲み続けるとおなかの調子や結石のリスクなどが高まると考えられます。
日本の水道水は軟水のため、犬にとって身体の負担がなく安心して飲ませられます。
また日本のミネラルウォーターは軟水のものも多いですが、一部マグネシウムやカルシウムを多く含むものもあります。
成分表をよく見てから、または犬用のミネラルウォーターもありますので、こだわりがある方はそちらを利用する方法もおすすめです。
ちなみに量ですが、お散歩の途中であれば少量で大丈夫です。
飲ませすぎると胃捻転を起こす可能性があります。
水分補給といった点でいえば、氷や凍らせたフルーツも選択肢の一つです。
ちなみに川の水は、上流のきれいな水であれば危険は少ないですが、川上に住居などがある場合は、生活排水などが混じる危険があるので注意が必要です。
犬の散歩中のおすすめ水分補給グッズ
お水をあげたいけど毎日の散歩に水を入れる容器を持っていくのはかさばるし、めんどうですよね。
散歩中に持っていてもかさばらず、お手軽な水分補給グッズは大きく分けて二種類あります。
- 水かけもできるシャワーボトルタイプ
- 機能がいろいろ給水ボトルタイプ
どちらもそれぞれの利点がありますのでご紹介します。
水かけもできるシャワーボトルタイプ
シャワータイプは、散歩中のおしっこの処理もできちゃう2WAY型です。
市販のペットボトルに取り付けるだけで簡単に使えます。
価格も安いものが多く、キャップにシャワー機能がついているので、犬がおしっこをした後に効率よく処理できます。
機能がいろいろ給水ボトルタイプ
こちらはおしゃれでコンパクトなものが多いです。
ボタン一つでお水を出したり、飲みかけの水をボトルに戻す機能がついてるものもあります。
また、活性炭フィルター付きやボトルの口が大きくなっていて洗いやすく、氷が入れれるタイプもあります。
犬に必要な水分量は?水分不足になるとどうなる?
犬は体重の約67%が水で占められていて、20%を失うと命の危険もあります。
それくらい水分補給は犬にとって大切です。
気温や食事に含まれる水分量などにもよりますが、体重1キロあたり50~60mlが一日に必要な水分量と言われています。
水分不足になると、脱水症状や食欲、運動量の低下を招きます。
また、腎臓病や尿結石などの病気、そして子犬の場合は、成長不良も引き起こします。
対応が遅れると命の危険もありますので、飼い主さんは愛犬が水分不足にならないよう普段からしっかりと見てあげることが大切です。
好んで水を飲んでくれない場合は、冷たい水や氷を飲み水に少し加えたり、犬用のスポーツドリンクをあげるのもいいでしょう。
また冷たい水が嫌いな子もいるのでその場合は、ぬるま湯をあげると飲んでくれる場合もあります。
そして水を与える容器は清潔に、また新鮮なお水をあげるようにしましょう。
水分不足のチェック方法とは?
軽い水分不足の場合は、
- 落ち着きなく歩き回る
- 唇を頻繁に舐める
など、いつもと違う行動をします。
また、
- おしっこの色がいつもより濃い
- 量が少ない
などの症状が出ます。
おしっこシートを替える時などにおしっこの色や量をチェックすると、わかりやすいでしょう。
また
①首の近くの皮膚をつまんで引っ張ってから離す。
②皮膚がなかなか元に戻らない(2秒以上)
この場合は重度の脱水症状に陥ってる可能性があります。
水を与えてみて、症状が改善されない場合はすぐに獣医さんに相談するほうがよいでしょう。
まとめ
毎日の事だから気になる、犬とお散歩するときの水分補給についてお話ししました。
私も犬を飼っていますが、散歩の距離や季節によって水分補給の量やタイミングを変えています。
夏の暑い日は一回の散歩量は少ないので、散歩が終わった後にお水を飲んでいるかチェックしています。
また、冬は犬も喜んで散歩に行きたがるので、途中にフルーツかお水を少しあげて休憩しながらお散歩しています。
犬の種類や大きさによって、水分補給のタイミングなどはありますが、便利でおしゃれなグッズもたくさんでているので、上手に取り入れながら楽しい愛犬ライフをお過ごしください。